総員、我が名はケンラウヘル。すなわち反王である。
■昨今のMMO事情
ちょっと気になったタイトルがある。
テラオリジン。
サービスが開始されたのが10月10日。
テラというのは言わずと知れたPCMMOの携帯版といったところだ。
運営はリネレボと同じネットマーブル。
これはあくまで個人的見解ではあるが、日本でサービス予定だというのは勿論知っていたのだが、正直サービス開始日になって初めてサービス開始されたんだと気付かされた。
こう思うと口コミや広告といったマーケティングの重要さというものをつくづく感じる。
にしても、MMO中心に色々とゲームを見ているが、これに気付かなかったのは何でだろうか。
元々のテラユーザーならば自らチェックしていると思うのだが、積極的かつ能動的に情報を手に入れなければ目につくことはあまりなかったのではないかというのが正直な感想だ。
実際にプレイしたいところだが、如何せん時間がなくプレイができていない。
がっつりやるかは決めていないが、触るだけ触りたいと思っている。
■リネレボというタイトル
それと比較してリネレボの初動などがスマホゲーム市場で華々しいスタートダッシュを切れたのは何故か。
スマホでできる本格的なMMO、華麗なグラフィック、リネージュというタイトルのスマホ版など。
これら全てに言えるのが、決して初ではないのだが、目新しさが全てだったと思う。
PCMMOをやってきた層に対しても、オート狩りや操作方法など、全てがスマホにうまくカスタマイズされたものだと感心してプレイできた。
だがそれはリネレボが出た時の話。
現状はどうだろうか。
最近では触ってすぐに感動するMMOというのは中々出てこないのが我の正直な感想だ。
これは間違いなく、リネレボクラスがMMOの基準としてベースが引き上がったからに他ならない。
リネレボは本当によくできていると思う。
しかしその出来の良さ故にそれがベースとなり、他のMMOをプレイしていても感動する機会が少なくなっているのは間違いない。
■過去にあったこと
こういう経験も実は過去にあったりする。
PC版のリネージュ2。
世界的大ヒットを飛ばした、3DグラフィックのMMO。
これが出た時は本当に凄かった。
パッシブとアクティブ、ヘイト管理、大規模な攻城戦。
我はその時はリネージュ1が主軸だったのであまりプレイしていないが、これが人を熱狂させたのは間違いない。
そこから始まったのが量産MMO。
新しいMMOが出るたびにプレイしてみたが、全てが既視感しかなかった。
そっくりのUI、強化システム、変わったのは世界観とかそこらへんか。
MMOのプレイの大半を占めるのが狩りだ。
その狩り自体が楽しくなければMMOというのは楽しめない。
ただ昨今では自動狩りが当たり前のようにある。
その中で狩りというものは狩り自体ではなく、その先にある目的・目標に対するステップになってきた。
狩り自体の面白さよりも、そこが重要視されてくる傾向にある。
何ならいくら狩りが面白く、色々と試行錯誤しないとクリアできないようなものにしても、今のユーザーからすると「疲れる」「面倒臭い」という評価になってしまう。
昔は我も自動狩りなんて何が面白いんだという感じだったが、リネレボを2年経験した今、全て手動狩りのMMOをがっつりプレイしろと言われたらかなり厳しいと感じるだろう。
いや、まぁやってみたら面白くてハマるとは思うのだが、スマホMMOに関して言えばオート狩りありきでないと続かない気はする。
ちょっと話がずれたが、過去に書いた通りの「スマホMMO飽和時代」が来ているのは間違いない。
お過去の記事を読んだことがない人はぜひこれを見てもらいたい。
■スマホMMOの飽和時代での遊び方
PC時代、MMOというのは掛け持ちというのが難しいものであった。
1つのMMOをプレイしている間は他のMMOをプレイすることができない。
色々とプレイすることによって両方とも中途半端になってしまう。
そもそもプレイできる環境というのは1つであるのが当たり前。
だからMMOを掛け持ちなんてのはしない。
過去と比較して昨今の状況はどうだろうか。
スマホやタブレット、合計2台以上持っている人も間違いなく増えた。
何なら我自体も、スマホ3台+iPadを持っている。
今ではAndroidであればNOX、BlueStacksを始めとしたエミュレーターで様々なゲームをありとあらゆる環境でプレイできる。
故に、MMOを同時並行して遊ぶ時代が訪れているのは間違いない。
だがそれが本当に楽しいのか、どこに楽しみを見出すか、MMOで疲弊しないか、そもそもMMOというカテゴリ自体が海外と比較して日本人はどう考えているのか。
次回はここら辺について書こう。
以上。