総員、我が名はケンラウヘル。すなわち反王である。
今日は前回話した「自分のやっているオンラインゲームと競合する新作が出た際の考え方」について。
昨今のスマホMMORPG
リネレボは2017年の8月からサービス開始。
オンラインMMORPG黎明期の頂点にして一世風靡したリネージュのIPを乗せたスマホでのMMORPG。
ではリネレボがスマホでのMMORPGが初かというとそうではない。
実は結構前からMMORPG自体は沢山出ている。
アヴァベルオンライン
トーラムオンライン
イルーナ戦記
既にここらへんはMMOの老舗と言っても過言ではないだろう。
しかもイルーナ戦記に至ってはスマホどころかガラケー時代からやっているMMOだ。
では最近出てきたMMORPGとはなんだろうか。
その中でも、あくまで個人的ではあるが、リネレボユーザーが心を揺るがされたものは以下だと思っている。
ロードオブロイヤルブラッド
ヴェンデッタ
そして11月21日からサービスが開始したFAITH
リネレボのTwitterや流れを見ていると、どうもここらへんにリネレボユーザーの大半が興味を惹かれているのではなかろうかと感じる。
ちなみにリネレボサービス開始後に始まった他のMMOとしては、
アルケミアストーリー
ファンタジーライフオンライン
レジェンドオブリング
等が挙げられるだろうか。
ここらへんはお世辞にも「リネレボユーザーに刺さった」とは言えない。
これは完全に持論ではあるのだが、リネレボユーザーは、
・対人コンテンツが好き
→対人コンテンツが一見で押し出されているのがわかるものがより好ましい
・可愛いよりも、綺麗だったり格好いいグラフィック、キャラクターが好き
→しかしその中でも可愛いに極振りしたキャラは欲しい(これ重要)
という所が刺さるのかな、と思う次第。
リネージュ1の頃の話
リネージュ1の頃は他のオンラインMMORPGというのは存在しなかった。
いや、存在しなかった、というよりも、あったにはあったが、今のようにSNSなどがなかった時はその界隈は静かな方だったと思う。
ラグナロクオンライン
レッドストーン
ガディウス
天上碑
基本的には2DのオンラインMMORPGが主流であった。
まぁ3DでもWorld of WarcraftやEver Questなんかもあったが、まぁこれは明らかに日本人の感性と違い過ぎるグラフィックだったのでウケは悪かったと思う。
そういう例外はさておき、グラフィックなんかよりも
「パソコンを通じて人とRPGができる」
という点で物凄い感銘を受けていた時代。
そして劇的に歴史が変わったのが間違いなく
リネージュ2、3DMMORPGの黒船だった。
これを機に一気に主力は3Dを駆使した綺麗なグラフィックのMMORPGが主流になってくる。
リネージュ2の功績というのは本当に凄く、特にそのGUIは素晴らしいものであった。
かなり多くのMMOがそのGUIを模倣しているのではなかろうか。
細かい話だが、我が感銘を受けたのは「ヘイト管理」というシステム。
今では当たり前のようにあるこのシステム、初めてリネージュ2で聞いたときは感動した。
基本的には「ファーストアタック」をしたプレイヤーにしか攻撃が来ず、「途中から与えたダメージが多いプレイヤー」へ攻撃が移るくらいのものだったのだが、敵からして嫌な行動を取っているプレイヤー、つまりは回復職を狙ってくるという、「劇的なMobAIの進化」には感銘を覚えた。
そこから環境が激変したのを覚えている。
リネージュ2を模した、むしろ盗作じゃないかと思われるようなMMORPGが量産されていった結果、MMORPGの飽和が起きてしまった。
MMORPGをプレイする層というのはそんな大量に増えていないのに、いきなりMMOが増えたことによる人の分散、パイの食い合い。
こうやってどんどんと1つのゲームから流れ流れ、そこからさらに枝葉の如く流れていくわけだ。
やがて枝葉の先の部分から朽ち果てるも、そこから人は幹の方には戻ってこずに弱々しくなっていくといったパターンが多かった。
何が言いたいかというと、
・PCのMMORPGをプレイするようなミドル~コアユーザーの母数というのはそこまで劇的に増えるわけではない。
・新作MMORPGが出るたびにパイの食い合いが始まる。
・MMOは性質上、一旦離れると戻りにくい(追いつきにくい)
という事。
これをリネージュ1時代に嫌という程見てきた。
正直言うと、大抵のユーザーは軽く遊んで戻ってくる。
だが新作が出る数に比例して「とりあえず遊ぶ」という回数は増えるわけで。
そこからじわじわと真綿で首を絞めるように、人が分散していく。
結局その遊んだゲームもうまく軌道に乗らずにサービス終了、もともと遊んでいたゲームは単に小さなダメージを蓄積していくという感じだ。
スマホMMOの戦国時代
ロードオブロイヤルブラッド、ヴェンデッタ、FAITH、ここらへんはまだ「興味本位」であったり「遊び」の範囲でリネレボから人が流れると思う。
だが一番我が危惧しているのは、2019年から本格的に始まる「強力なIPを乗せたMMOタイトル」が多数入ってくること。
リネージュ2M
もはや説明不要の、本家NCソフトが出すリネージュ2のモバイル版。
リネレボユーザーも元々リネージュ2を昔やっていた、という所から人が来ていると思うので、まず間違いなくがっつり人の移住が考えられる。
リネージュM
リネージュ1をやっていた身からすると非常に気になる所ではあるが、如何せんグラフィックが20年前のドットイラストであり、思い出補正なくして出来るとは正直思えない。
ここらへんから怒涛のスマホMMOの投入。
TERA M
AION TEMPEST
BLADE AND SOUL M
ちなみにブレードアンドソウルは本家NCが出すものとは別に、リネレボ同様ネットマーブルが運営の「ブレードアンドソウルレボリューション」というものもあるらしい。
http://mmo-android.com/details/bns-n.php
もう何なんだこれはと思う今日この頃。
ユーザーが分散して互いに足を引っ張り合うだけではないのかと。
FF11スマホ版
これはいつサービス開始になるのだろうかわからんが、かなり多くの人が待ち焦がれているのではないだろうか。
強力なIPを元に作られるスマホMMORPGを羅列してみたが、これだけでも色々なMMORPGが出てくる。
リネージュ1時代と違うのは、まだスマホのMMORPGプレイヤーの母数が増加する可能性が高いというところだが、恐らくすぐに山頂を迎えてしまうのではないかと予測する。
加えて昔のように月額課金ではなく、基本無料が主流であるため、サクサクと乗り移りが可能な状態だ。
こうなると近い将来、PCで起きたような「スマホMMORPGの飽和」と「MMORPGをプレイする人間の分散によるMMORPGの衰退」、いわばスマホMMOショックのような、そんな事が起きると思われる。
MMOを楽しむために必要なこと
我は別に新作のMMOを楽しむのは全くもって問題なく、むしろ楽しいのであればやるべきだと思っている。
FAITHについても、我は少しだけいじってみるつもりだ。
だが新作ゲームをやるに伴い、我が一つだけオススメできない事、むしろ気に食わないことがある。
「リネはクソゲーだから」「運営が糞だから」とか言いながら、本当にどうでもいいネガティブを散々周りに撒き散らしながら新作ゲームに行く者。
今回の場合はFAITHだろうか。
断言する、上記に該当する者の半分以上は3ヶ月後にはFAITHに同じ事を喚き散らかす。
そしてまた新しいゲームに行って同じ事を繰り返し続ける。
いわばMMO難民。
誰も得をしないループに陥る。
行くならばせめて現状周りで楽しんでいる者に迷惑やネガを撒き散らす事なく消えて欲しいものだ。
MMOの楽しみは最終的には「どんなゲームをするか」ではなく、「誰とゲームをするか」に尽きる。
新作を遊んでみるにしろ、リネレボをするにしろ、どんなオンラインゲームをするにしろ、結局エンドコンテンツは人である事に変わりはない。
人が絡むからこそゲームに深みや物語、奥深さや広がりが出てくるわけであり、何度も書いてはいるが、それこそがMMOの醍醐味、しいていえばオンラインゲームの醍醐味だと我は思う。
楽しむためにゲームをするのであれば、その人たちとどう楽しむか、どう楽しめるかを考えることこそが、本当の意味での攻略になってくるのではなかろうか。
我は特段ゲームが得意とか上手いとか、そういう特技はない。
ちなみに過去、「クォーラルウィザードの強みって何ですか?」という質問箱に対して我の考えを述べたら、S嶋からリプライで全く違う意見を言われたのがトラウマとなり、攻略関連の話は金輪際しないと決めたのは秘密だ。
しかし、そんな人間でも、色々人から知識を吸収し、人から学んだものを実際にやってみて一喜一憂したり。
むしろその吸収する過程が楽しかったり。
そういう人との繋がりを楽しみながらプレイしていければいいのではないだろうか。
途中から話が脱線してしまった。
要約するとだ。
評論家よろしく批判ばかり繰り返してネガを飛散させながらMMOをやっている輩は、いつまでたっても楽しめず、MMO難民生活で時間ばかりを浪費してつまらんゲームライフしか送れないからおすすめしないということだ。
非常に長くなった。
ということで、今日はこれにて締めようと思う。
なんか最近はLRTの影響で硬い文章が多い。
もっと気楽に書けるブログを書こう。
MacbookAir、最高。
以上。