反王だもの。

MMOを中心としたゲーマー、反王ケンラウヘルの手記。

理解者と大人の余裕

 

総員、我が名はケンラウヘル。すなわち反王である。

 

前回、夢の国オフの事を書くと言ったのだが、あまりに量が膨大過ぎるのと、書きたい事もあるため後回しにする。

また、今回のブログは我の思いをツラツラと書いているため、文章構成的に変な所があるかもしれぬが、そこらへんは「我の伝えたい熱量」みたいなのを察してくれると助かる。

 

今回の話は我の持論故、異論などはあると思うが参考までに。

過去に話した事と被るかもしれぬが、そこは流して欲しい。

 

Twitterの質問箱で色々と連絡が来ているが、その中でも「血盟主」の悩みが多い。

というか、血盟主が心を病んでいるように思える。

病んで血盟をやめるとかならまだしも、リネレボ自体をやめるケースが多い。

先日、我の質問箱にこのような質問が来た。

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確かに盟主としてはうまくいかなかった、ハンドリングができていないと思う。

ただ一つ、我が思う事。

 

そんな思い詰める程の事か?

自分を追い詰めてもいい方向には向かわないのでは?

 

まぁ簡単に言うと「ゲームなのだから楽しめばいいのに」という話なのだが。

この質問箱に一つ、我もハッとする一言があったので是非皆に紹介したく。

 

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ちょっとこの言葉には我も忘れていたことに気付かされた感がある。

以前紹介したように、我が軍にはケレニスシゲルマツザキという14年来の友人がいる。

この2名は古くからの親友であり、いわば「良き理解者」だ。

互いの性格、リネージュに対する姿勢と方向性、どれも熟知している。

この2名がいたからこそ、今の反王親衛隊がある。

しかし、他の血盟にそのような者が”最初からいるか”と言われたらそうそうないだろう。

ほとんどの血盟がゼロからのスタートだ。

そういった意味では、我は他の盟主が苦労している部分を吹っ飛ばしている所はある。

過去色々なMMOなどを経験してきたが、このリネレボ、反王親衛隊については、今まで以上になく人に恵まれている。

勿論全てが順調なわけではないし、苦汁の選択もしてきたが、そこにはやはり「良き理解者」がいたからこそ選択できた事も多々あるわけで。

最近ではその理解者が「当たり前かのようにいる前提」で話していたことに気付いた。

それも踏まえて色々と自分の中で考えてみた。

 

良き理解者とは何なのか?

これは正に信頼関係が築かれている状態の者ではなかろうか。

尊重し合うというのが一番しっくりくるのだが、もっと掘り下げてみた。

掘り下げてみたとか言うと偉そうだが、我も受け売りの部分もあるからそこは了承して欲しい。

我が考える「良き理解者となるための”信頼関係”と”尊重”とは何か」を以下にまとめてみた。

 

 

 

 

①言っている事に同意が出来ずとも『共感』すること、共感できずとも『理解』すること

 

イエスには以下の3通りがある。

 

A:【同意】

「それそれ!」「全くもってその通り!」という完全に文句なしのイエス。

 

B:【共感】

相手とよく似た感覚やセンスを感じられ、感情レベルで相手を理解できる状態。

Twitterの「いいね」などがこれに当たる。

 

C:【理解】

「なるほど」と言える、うなずけるくらいのレベル。

同意も共感もできぬが、情報としては受け止めている保留した状態。

 

この【理解】によって感情的な反応を保留した後、詳しく知りたかったら突っ込んで聞いたり、自分の意見を言いたければ言い、たいした話でなければそのままスルー。

この「共感できなくても理解する」という、コミュニケーションの大前提を成り立たせることが大事。

 

 

 

 

②意見だけではなく理由も聞く

 

人が他人に対して表現する意見というのは氷山の一角。

例えば友人と遊びに行く時に相手が「遊園地に行きたい」と言い、自分は遊園地が大嫌いな場合。

精神的に幼い場合、「遊園地なんてつまらないよ」とか「遊園地のどこが面白いの?」とか言ってしまうもの。

でも理由を聞く事で色々と相手の意見の本質が見えてくる可能性もある。

実は遊園地に行きたいというのがゴールではなく、「車でどこかに出かけるのが好き」というパターンも存在する。

そうなると、実はちょっと離れた海に出かける、どこどこの名産の物を車でドライブがてら食べに行く、という事でも相手の本質の欲求は満たされるわけで。

最初から妥協するというよりも、互いの意見の理由を共有することが大事なのではなかろうか。

 

 

 

 

③「個人の価値観」ではなく「互いの価値観」を目指す

 

自分で言っておいて自己矛盾になるかもしれないのだが、相手を尊重するだけでは解決しない場合がある。

自分の好きな色が「白」だとしよう。

ただ、相手の好きな色が「黒」だった場合、どうすればいいのか。

色だから間を取って灰色なんてことも考えられるが、まぁそれは物の例え。

別に黒で譲歩できるならば問題ないのだが。

ここでまず相手の意見だけでなく理由を聞くべき。

そして意外と本質が違う所にあり、最終的に「青」や「黄色」などで価値観が合うこともある。

※ただし、基本的には我が軍は我の価値観に沿って動かしているのでそこは理解を。

 

 

 

 

④余裕を持つ

 

これが本当に大事だと思う。

これがなければ相手の事など到底尊重なぞできぬ。

「MMOは人生だ」なんて言葉が流行った事がある、まぁ言いたい事は分かるが、人生と近しいものはあれど、似て非なるもの。

もっと楽に考えればいいのではないだろうか。

人生と似て非なるという所については、共に選択の連続であるということ。

「正解を選択していくこと」が人生ではなく、「選択してなるべく正解に近付けていく」ことこそが人生かと。

人生とMMOの違い、MMOのいい所は「ゲーム」なのだ。

もっと気楽に行けばいいし、いつも我が言っている「楽しんだもの勝ち」という言葉の通りかと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真面目に書いたらまた説教臭くなってしまった。

とにかく要約すると、「楽しもうぜ、リネレボ」という一言に尽きる。

 

ということで、前振りがとんでもなく長くなったが、4番目に書いた「余裕」とは何かを具体的に表現している我が軍の血盟員について書こうかと。

 

 

 

 

■反王親衛隊の「角」と「飛車」

 

我が軍には110万超えのシリエンエルダーが2名いる。

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反王親衛隊”左門の角” 武者返し

反王親衛隊の皆からは『将軍』と呼ばれている。

 

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反王親衛隊”右門の飛車” anchovy

反王親衛隊の中では『おっちゃん』という通称で愛されている。

 

リネレボプレイヤーであれば知っての通り、シリエンエルダーというクラスはニッチな部類に入る。

少なくともフレヤサーバーの中では、100万超えのシリエンエルダーが2名以上いる血盟はなかなかない。

そのニッチな二人に、更なる共通点が存在する。

 

両者共、ご高齢者なのである。

 

年齢的に言えばanchovyは我よりも大先輩にあたる。

先輩ではない、大先輩だ。

これだけでも凄いが、武者返しに至ってはanchovyからしても大先輩なのだ。

 

どれだけかというとだ。

年齢をピラミッドにしたことを想像して欲しい。

基本的に我くらいがちょうど中間かそれより少し上。

そうなるとanchovyは

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キャップストーン(ピラミッドの頂点の石)

そして武者返しは

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ピラミッドというよりも太陽。

それくらい凄い。

 

凄いのは年齢だけではない。

大人の余裕、大人の対応、大人の説得力。

そしてひっそりと漂う悲壮感。

この絶妙なバランスが素晴らしい人材だ。

 

この2名はあまり物申したりとかはしないが、とにかく何というか、いるだけで安心できる。

反王親衛隊が要塞戦で負けた際、我が軍では反省会を行うのだが、その際に必ず言うのは

 

武者返し「じゃあ次は勝てますね、はっはっは」

anchovy「こんなん次勝てるわ、余裕や余裕」

 

と、ただこれだけの言葉なのだがやたら説得力がある。

戦争になってがんがん殺し合いが発生しても

 

武者返し「若いっていいですなーはっはっは」

anchovy「年功序列だったら儂の圧勝だわ」

 

などと、こう何というか、我や我の同世代とは違った『大人の余裕』がとにかく凄い。

ネガティブな発言とかがあった場合、我だと「そういうのは気に喰わないからやめろ」と言ってしまうのだが、この2名は違う。

 

武者返し「昔本当に悩んだり苦しんだりしたことすらも、今となれば楽しい思い出ですよ、はっはっは」

anchovy「そんなん深く考える必要なんてないんや、適当や適当」

 

と、ケラケラと笑いながら常に第三者的な視点で物事が見れている。

その柔らかい物腰といい人柄といい、反王親衛隊の中でもトップに君臨する程人望が厚い。

更には何やかんやいって我の判断をたててくれる。

我としては非常に心強い「良き理解者」なのだ。

 

 

 

反王親衛隊を外から見ると、十中八九、我が独断と偏見で判断を行っているように見えるかもしれない。

よく他血盟である民主主義的な運営よりは判断も舵取りも楽だと思うし、自分自身も間違っていないと確信している。

「何でこんな盟主が病んでいるんだ」と思うことが多々あったが、この良き理解者たちいてこその血盟だとつくづく感じる。

勿論、今回紹介した武者返しやanchovy以外にも沢山の理解者がいる。

ただ「理解者を作るために行動する」のでは本末転倒になると我は思う。

反王親衛隊は「我が楽しくリネレボをプレイするための血盟」 というコンセプトの元運営を行っている。

『その過程において「理解者が増える」こと』で物事が円滑に進むと考える。

もし悩んでいる血盟主などがこれを見て少しでも悩み事が解決すれば幸い。

 

今度、ブログにて我が軍で実践している「情報共有の仕方」について書こうと思う。

よりリネレボが好きになれるよう、少しでも力になれれば。

 

 

 

■今日の悲壮感

 

anchovyはバトロワ好きだ。

我が軍にはバトロワ部なるものがあり、バトロワイベント以前からバトロワにガンガン参加している。

「コンテンツを全て遊び尽くす」というコンセプトの元、報酬があろうがなかろうがやっている。

ただ、バトロワは現在やっているバトロワイベントがない限り、なかなかマッチングしない。

故にパーティで組むよりもバラバラで参加することが多い。

Discordを繋ぎながら皆でワイワイやるのが我が軍の基本だ。

 

ケンラウヘル「あんぬ発見、潰す」

あんぬ「またケンちゃん!?もう嫌だー!」

Mシャドウズ「はい横から漁夫の利ゲットー」

ケンラウヘル「ああっ!貴様、盟主に向かって…!」

 

という感じで、血盟員と当たるとVCが盛んになるのだが、anchovyだけは一人違う。

ずっと喋りっぱなしなのだ。

 

anchovy「なんや!宝箱譲れや!お前年寄りには宝箱譲れって小学校の時習わんかったのか!」

 

anchovy「なんや!まーた孤立したで!年寄りがボコボコにされてるのに助けんとは日本人としての風上にもおけん奴や!あれか、東京砂漠っちゅーやつか!」

 

anchovy「あかん、これもうあかん。こいつら年功序列ってのを分かってない、お前昭和何年生まれやおおん!?」

 

 

大人の更に上を行く大人がこんなに熱くなるゲーム、それがリネレボ。

 

※もしゲーム内で見かけたら優しく接してくれると幸い。

 

 

 

 

 

■今日の悲壮感その2

 

ある日、血盟チャットではとある有名な芸能人が亡くなった事が話題に上がった。

その人はよくテレビにも出てた芸能人だ。

結構歳もいっている芸能人ではあったが、元気そうにテレビに出ていた。

 

あんぬ「え!?〇〇ってあのドラマ出てた人!?」

Mシャドウズ「うっわ、ショックだわー」

ケンラウヘル「テレビでもがんがん見かけるのに。悲しいな…」

 

こういう会話の流れが普通だろうが、最長老の武者返しの言うことは一味違う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

武者返し「明日は我が身、他人事とは思えませんな。はっはっは」

 

皆「悲しくなるからやめてください。」

 

 

 

 

これが大人力。

以上。

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