総員、我が名はケンラウヘル。すなわち反王である。
ようやく地道に強化し続けてきた背景防具がURとなり、全ての装備を背景にすることができた。
本来であれば要塞戦は背景で揃えて初陣に挑みたかったのだが、どうしても昇級石が間に合わず。
占領ショップで毎日武器・防具の昇級石が3個手に入る事がやはり大きかった。
我が軍は話せる島の残された精霊の森の要塞を占拠している。
ディオンの要塞を確保できればより一層強化につながるとは思うのだが、我が軍の戦力ではまだまだ足元にも及ばないだろう。
占領ショップは以下のようになっている。
この中でもやはり強化が済んでいない我々にとっては昇級石の存在は大きい。
気になるのは左上のアデナポーションではあるが、アデナの獲得が1時間2倍になるという。
残念ながら普段の狩りではあまり効果が見受けられぬと感じ、イベント時にとっておくことにしている。
最初はN要塞だけでも十分過ぎると思ったが、やはり上を見上げてしまうと欲が出るのが人間である。
まずはN要塞をしっかり確保、維持できるよう戦力を整えつつ、次の戦に挑まねばと血盟員には伝えている。
要塞戦では反省点がいくつもあった。
特に防御塔、これが思った以上に削られた。
まだ検証不足ではあるが、我の場合、1つの塔で0.5秒に5,000ダメージ。
それが2塔あればその倍の10,000ダメージ。
つまり、1秒に2万ダメージを喰らうことになる。
我のHPは約50,000、高級ポーションをフルに使っても10秒ももたぬ。
やはり防御塔は数でなるべく早く処理せねばならない。
また、1番我が気になったのはスキルの無駄打ちだ。
何度も外してしまっているがそれは論外。
それよりも気にすべきは「ターゲットしている相手をスキルを使わずして確実に殺せるか否か」の判断力に欠けていた。
※CC=クラウドコントロール。戦闘を有利にする目的に、対象を眠らせたり、足止めして戦闘から遠ざけたりする効果をかけて同時に闘う相手の数をコントロールすること
それを焦ってすぐに使ってしまう癖を直さなくては。
決闘場とは違い、多数対多数のコンテンツ、必要な時に適切なスキルを撃てる状態にしておかないと話にならない。
相手の血盟主は必ず殺す。
血祭りにしなくてはならない。
赤ダイヤを使用して復活してきたのならば、その赤ダイヤが尽きるまで殺し続ける。
そんなチャンスが来た時にスキルが使えず、どうでもいいところでスキルを使って一般兵士を殺して1キル取ったとしても価値が何十倍も違う。
振り返れば振り返る程、数で圧殺していただけと思い知らされる。
スキルを使うか否か、今後はそこを意識して動くことにする。
また、我が軍では常々皆に言っていることがある。
本当の戦いとはいつか、何なのか。
勿論、要塞戦で活躍し勝利する、それは当然のことだ。
うまくいっている時はいい。
本当の戦いとは、
負けた時、さらにはうまくいかないことが続いた時だ。
その時にどう思うのか、どう行動するのか。
うまくいかなかった時、例えば要塞戦に負けたとしよう。
我も悔しいし、嫌な思いもするだろう。
その一瞬は愚痴もこぼすのも致し方ない、人間なのだから。
だからといっていつまでも引きずり続ける、他人のせいにし続ける。
批判や否定はするのに代案は出さず、まるで評論家の如き口振りで人より上から物事を見たいだけの輩もいる。
実にくだらない話だ。
そういうのではせっかくのリネレボが台無しだ。
ログインするたびに嫌な思いをするのであれば、移籍なりやめるなりすればいい。
我はそういうのに気を遣うことはしない。
次楽しい思いをするためにはどうするか、その過程を楽しみ、結果を求める。
「団結」
「協力」
「楽しくなければリネじゃない」
この三本柱が我が軍では重要なのである。
次の要塞戦、しっかりと準備をしていくことにする。
■今日の脅威
今は要塞戦に向けて強化は当然だが、人員確保にも乗り出している。
第一回の要塞戦後、状況は思った以上に激しく動いている。
個人単位で強い血盟に入る者、血盟ごと合併するところ、引き抜き。
血盟戦力ランキングを見ても一部上位を除いてはめまぐるしく上下を繰り返している。
我が軍も当然そういった動きに対応すべく、手は打ってきた。
我が軍には新しく入ってくる者がどんどん入ってくる。
中にはこのブログやTwitterを見て加入してくる者もいる。
加入申請理由を聞いた時に、「ブログを見て面白そうだと思って!」と言われ瞬間、
なんと酔狂な輩もいるものだと感じる。
が、よくよく考えると
もともとは血盟員を募集するための広報活動としてブログやTwitterを始めたのを完全に忘れていた。
さて、新しい者が入ってくるとどういう者なのか、最初は挨拶から入り徐々にお互いを理解しあうものだ。
そんな中、新しく仲間に加わった武者返しのこんな会話が目に留まった。
姫チャット。
久しく聞いたこの言葉に戦慄が走る。
姫プレイを装い、他人から貢物を巻き上げ、最終的にはチームを崩壊に導く悪魔の所業。
我も過去何度か目にし、経験したことがある。
その姫チャットの後は草木も生えぬ不毛の地へ変貌、大地は裂け、天は割れ、海は干からびるという。
あんな恐ろしいことが我が軍にはあってはならぬ。
傾向がみられた時点で即追放をする。
が、我が軍には心配は無用だったようだ。
なぜなら、
我が軍に本当に「お姫様」がいて、
その中身がシゲルマツザキであることは周知の事実なのだから。
勝った。
我が軍は姫チャットに勝利したのだ。
しかし、
それでもやろうとするこの根性を戦闘力アップにつなげてもらいたいところだ。
以上。