総員、我が名はケンラウヘル。すなわち反王である。
今回は前回の続きから。
ファンミーティング終わり
ファンミーティングの生放送が終わるとあとはフリータイム。
3次職を好きに触れる時間だ。
各チーム20分ずつ、2回に分けて触ることができる。
我は当然の事ながら専らフェニックスナイトをいじりまくった。
同じチームでもメインがフェニックスナイトの者などもいて、一緒に検証などをしていた。
検証などについては前の手記にて記載した通りだ。
あとは仲の良いトレジャーハンターの者に、3次職スキルがこんなものだよと教えるためにiPadの画面を携帯画面で撮りながらアップしたり。
今手記を書いている現時点、既に3次職のアップデートが入っているため、我が書くまでもなく色々と検証が進んでいると思うが。
3次職を触っていると、何件かメディアからインタビューを受けた。
今回のアップデートで一番期待しているところはどこなのか、今後どういう事を運営に期待しているのかなど。
今回は3次職もそうだけれども、それよりも要塞大戦が一番熱い。
好きな時にサーバーを超えてこの要塞戦が楽しめるというのは非常に大きい。
3次職も入ってガラリと要塞戦というコンテンツの楽しみ方が変わる今、休眠しているユーザーも戻ってきて欲しい。
などの言葉を伝える。
「素晴らしいコメントありがとうございます、運営からの回答みたいですね!」とメディアに言われたのが何とも不思議な感覚であった。
色々といじっている最中、声を掛けられることが本当に多かった。
ブログ見てます、ステッカーください。
ポケットに入れていた修正液が1本ほぼ空っぽになるになるくらいサインをし続けた。
「ケンラウヘル」という文字を書き過ぎて途中からゲシュタルト崩壊しかけるくらいだ。
中にはお土産として菓子折りをくれる者もいた。
これ以外にも沢山のお土産をもらった。
本当に感謝しかなく。
これら全て我が家で美味しくいただいたのでここにて報告させてもらう。
今回のファンミーティングの終わりは、以前のファンミーティングとかとは違った感じだ。
皆それぞれが検証し、時間が来たら皆でワイワイしながら語り合い。
「これ、帰っていいのかな?」的な感じの終わり方だった。
また人数も少なかったため、S嶋やOoodaと話す機会も本当に多かった。
とても気さくに話してくれ、ますます両名のファンとなった。
写真を一緒に撮ってもらってもいいだろうか、と言ったところ、
何のディレクションもしていないのに自然に跪く両名。
そして両名のこの顔たるや。
ファンミ後オフへ
サインもある程度終わり、我ははるちゃんまんと外に出る。
ちなみにくずるんはPANCHに預け「煮るなり焼くなり好きにしていい」ということを伝えた結果、
寒空の中に一人で放置させることにした。
はるちゃんまんと荷物を入れていたロッカーへ行く間、ジャンキの話になった。
彼のおかげでとても楽しかったらしく、我としては楽しんでくれて何よりという感情と、
あっちの方が盟主っぽいという嫉妬感と焦りを感じながらも、本当に彼には感謝しかない。
我が軍の参加メンバーには「19時くらいに品川駅集合」という風に話していた。
品川駅の港南口すぐ目の前にあるエスカレーターを降り、喫煙所にて待機。
そこでフレヤサーバー、シルバイン血盟のxレインxと落ち合う。
彼とはリネレボ内では勿論のこと、モバイルレジェンド などでも遊ぶ仲だ。
どうやら彼は西方面からこのために遠征してきたらしく、一人で回るのもあれなので、ということで、反王軍と一緒に回ることにした。
19時10分頃、品川の港南口。
集結したのは、
Mシャドウズ
タケノコ
おかゆ元帥
といったいつもの慣れた顔が並ぶ。
来る前に競馬場に行ったらしいのだが、どうやら全滅した模様。
特にいかついMシャドウズの顔がいつにも増して険しく、周囲に人を寄せ付けないオーラを放っている。
だが、看板を持って立たされているくずるんを発見し、すぐさま上機嫌に。
「ちゃんと働けちゃんと!www」と満面の笑みでくずるんの写真を写真を撮り始めるMシャドウズ。
いつもDiscordで互いをいじり合っているのだが、これがリアルで再現されるというのはこれまた面白い限り。
入場
ファンミ後オフ会の会場は品川駅に隣接しているビルの中にあった。
この場所は結婚式の二次会や小さなコンサートをする場所を目的とした所らしい。
ちなみに定員は120名程度らしいのだが、事前情報では今回のオフは200人規模になっているとのことであった。
4階にエレベーターで上がり、店を探す。
明らかに1店舗だけ、おかしい人数の群が入り口に列をなしていた。
既に人が多過ぎて入るのも困難そうだ。
「ちょっと先にPANCHに挨拶してくる、各々入っておいて」とMシャドウズに伝え、我は先に入ることに。
入り口の受付の列をかい潜り、入ってすぐのカウンターにいた幹事に話しかけようとする我。
PANCHは中にいるだろうか、と聞こうと思っていたのだが、入り口から奥の左手にある会場、ここからでは見えないのだが、そこから聞き慣れたPANCHの声がスピーカーから大きく聞こえていた。
会場にまだ入っていないのにこコマで溢れてくる人の声。
先程までのファンミーティングも人が多くてざわざわしていたが、それとは比較にならないくらいの熱気であった。
開演前からこの熱気と人混みだ、始まってからではPANCHに挨拶もできないだろう、開演前にPANCHに挨拶をせねばならない。
そう思ってカウンターの幹事に話しかけようとした瞬間であった。
PANCH「どうやら反王様がいらっしゃったようです!静かに!皆静かに!」
ここからは見えない会場内から突如PANCHの声が響わたる。
騒がしかった会場内が一斉にざわつきに変わる。
PANCH「おら!跪いてお出迎えだ!そこ!立ってると、不敬罪で発砲します」
笑いが起こる会場。
全く笑えない我。
皆笑っているがとんでもなく物騒な内容だったのは気のせいだろうか。
このファンミ後オフの正体は
北野武監督の映画か何かか。
一気に不安しかなくなる。
我が今いる受付から真っ直ぐ奥へ行って左に抜けると会場なのだが、見えないにも関わらず、明らかに空気がおかしい。
間違いなく、あの左を曲がるとトルネコの大冒険で言う所のモンスターハウス。
凄惨な光景が広がっているに違いない。
静かになる会場。
明らかに足の運びが鈍くなる我。
足が重い、行きたくない、ハードルが高過ぎる。
だが、静かになってしまった会場は我をブラックホールのように吸い寄せる。
我が行かないと会場は死んだように静まったままなのだ。
奥まで進み、会場内の様子を伺う。
そこには
地獄絵図が広がっていた。
「あれが反王様?」「まじで?どれどれ?」「生反王さまだ!」
皆この文面を読んで、まるで芸能人みたいな感じだと思うかもしれない。
確かに周りからはそうかもしれない。
だが、我本人の視点から言うと、
動物園のパンダになった気分だ。
シャンシャンか。
我はシャンシャンか。
ここまでくるとエンタメ魂に火がつく我。
ここで引き下がっては反王の名が廃るというもの。
本当の「反王」だったらどういう登場が理想だろうか。
恐らくマントを翻しながら、優雅に闊歩するのであろうが。
あまりのハードルの高さに我はどうやって登場したのかは覚えていない。
気付いた時は大歓声と拍手と跪いた者達大多数であった。
だが、それを見ていた反王軍の血盟員は、その時の感想をこう言う。
陛下の登場シーンは
まるで小橋建太の入場シーンのようだった、と。
次回へ続く。