反王だもの。

MMOを中心としたゲーマー、反王ケンラウヘルの手記。

ヒンデミットと神々

 

総員、我が名はケンラウヘル。すなわち反王である。

 

ブログやTwitterのおかげで、様々なサーバーで色々と声をかけられるようになった。

ゲーム自体はフレヤサーバーという「サーバー単位」での枠組みの中で遊んでいるのにも関わらず、これがSNSのおかげで「ゲーム単位」までに昇華されている。

リネージュ1の時は全くこんなことはなかった。

 

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SNSなんてMixiが出始めたくらい、各血盟がホームページを作ってそこの掲示板を使ってやり取りをしていた時代だ。

リネ1の時も何度かサーバー間を超えてオフ会などをしたことがあるが、正直他サーバーの状況、状態なども全く不明のままで、話に温度差が生まれることが多々。

そのサーバーの有名人も知らなければ状況なんかも知らない。

あとは、我がまだ若すぎた故に、そういう状況をどう楽しめばいいのか分からなかったからというのが大きいかもしれない。

 

故に、サーバーによって人口の偏りがあり、それが完全な村社会を形成していた。

 

そもそもサーバーを何故分けるかというと、もう皆も知っている通りだと思うが、サーバーの負荷的な問題があるからである。

サーバーに入れる人数(同時接続)はキャパが決まっており、それによって分ける。

その中でもひとつの場所とかに集まるとそもそもゲームにならないほど端末に負荷がかかるため、苦肉の策として「チャンネル制」が導入されているわけで。

 

だが、Twitterを始めたとしたSNSの発展により、他サーバーの状況などがよくわかるようになり、且つ他サーバーの「キャラの中の人」が視覚化されてきた。

これにより、我のようなブログを書いている者、Youtuberだけが他サーバーに知られる世界は終わり、色々な人との交流が活発化しているわけである。

 

しかも最近はリネレボ内でも「サーバー間マッチング」が徐々に増えつつある。

次元や装備ダンジョンのサーバー間マッチングは本当に面白い。

勿論サーバー間でパーティを組んだりとかができればもっと最高なんだが、この「サーバー間を超えて一緒に遊べる」というのは素晴らしいの一言に尽きる。

そして皆が思っているのは、こういった装備ダンジョンや次元ではなく、「要塞戦がサーバー間でプレイできること」ということだろう。

我もそうだ。

LRTのような大きい大会や、報酬目当てにバチバチ戦うというもいいのだが、「報酬とかはいらないからやりたい」というニーズは大きいと思う。

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夏に発表されたこの血盟間要塞戦、まずはサーバー内で自由に要塞戦ができるというものだと思うが、いつかはこのサーバーの垣根を超えて出来れば最高に盛り上がると確信している。

 

ヒンデミットの神々

さて、今日は前回の続き。

このサーバー間のコミュニケーションというの本当に面白いわけで。

リオナサーバーのThe AvengersAspirationsRage Edgeなど。

色々な者と飲んだり付き合ったりしてもらって、人生が本当に面白い事になっている。

 

その中でも、ヒンデミットの者と話す機会があった。

 

『ヒンデミットと言えばどんなサーバーだろうか』

 

こう言われた時に、特にヒンデミット以外の人は何を思うだろうか。

まず間違いなく、

 

twitter.com

ヒンデミット=オロナイン(およびStella)

というのがリネレボユーザーからすると大半だと思われる。

なんなら我個人からしてみると、「ヒンデミット=オロナインがいるサーバー」という認識であった。

だが、リオナサーバーが「神々のサーバー」と言われている中、ヒンデミットにも神がいることを気付かされた。
それが今回書こうと思う

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junkである。

 

ヒンデミットの神

junkとの出会いは比較的最近である。

今年の10月29日、我はヒンデミットのネモ船長と飲んでいた。

仕事の関係で海外に行くため、海外に行く前に飲もうという話になったのだ。

ネモ船長は以前一度だけ会った事がある。

www.kenrauheru.info

過去、オフ会に一人だけドレスで参戦してきた猛者である。

「友人を連れて行く」という話だったので、それを我は了承。

そして当日、友人を連れてきたのだが、その中にまさかの

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PANCHがいるという事件が勃発。

友人というカテゴリで神を召喚するネモ船長のこの凄さたるや。

いや、我が知らないだけでもしかしたら仲が良いのかもしれない。

我はPANCHに聞く。

 

ケンラウヘル「PANCH、ネモ船長とは普段から連絡を取り合う仲なのだろうか?」

 

PANCH「いえ、あの3月のオフ会以来ですね!呼ばれたので来ました!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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器が大き過ぎて本当にいつも感服する。

さらにはPANCH行きつけの、新宿にあるすき焼き屋に招待してもらった。
まぁこれが本当に綺麗というか、日本庭園みたいなところで、ザ・料亭といった感じだ。

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なんだろう、オフ会というか、完全に接待である。

スケールの大きさに挙動不審になっているネモ船長に我が耳打ちする。

 

ケンラウヘル「…友人という枠でよくPANCHに声かける勇気があったなおい…」

 

プルプルしながら霜降りのとんでもない肉を鍋に入れているネモ船長が言う。

 

ネモ船長「いえ、あの、その、声はかけたんですが、まさか来てくれるとは思っていなくてですね、はい…」

 

ケンラウヘル「そもそも来てくれないと思って声かけるのがまず間違ってるだろ。」

 

と、こそこそしながら話していたのを覚えている。

 

HAGIの店といい、PANCHの行きつけの店といい、最近我の舌がおかしくなってきた感覚がある。

基本的に肉は

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肉のハナマサ。

 

飲みに使うのは

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さくら水産、もしくは

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鳥貴族。
これに尽きる。

 

こういう生活がいつの間にかこんな豪華な食事をさせてもらう事で、だんだんと「我が今まで肉だと思っていたものは一体なんだったのか」と哲学的な観点で食事を見てしまう弊害が出てきた。

 

色々と面白い話があったのだが、このブログが終わらないので話を進める。

豪勢な食事も終わり、さて次はどこに行くかという話になった時。

PANCHが突然電話をし始める。

 

PANCH「あ、junkさん?今どこっすか?…お、新宿?じゃあ合流しましょ!」

 

失礼ながら、この時初めてjunkという存在を知った。
だが、その時我は彼の所属するサーバーすらも知らない状態であった。

しかし、そのjunkという単語にネモ船長が反応した。

 

ネモ船長「え!?junkさんいるんですか!?」

ケンラウヘル「ん?知り合いか?」

ネモ船長「いやいや、知り合いというか、ヒンデミット最強の人ですよ!」

 

ヒンデミット最強。

ということは、間違いなく神々の一人。

ここで初めてヒンデミットの神と会うことになった。

 

junkとの出会い

新宿ですき焼きを堪能した我々は、junkが飲んでいるという店に行った。

それは新宿に無数あるビルの一角、BARであった。

しかもこの店、

今回LRTで優勝を飾ったMizuchinの店だという。

彼がBARをしているというのは聞いていたが、初めてお邪魔することに。

 

店内に入るとそこは雰囲気の良い、黒を基調にした洒落たBAR。

店内はL字のカウンター式になっており、席は大体10席くらいだろうか。

BARカウンターには輝かしい銀とも金とも言える髪の毛をしたMizuchinがいた。

 

Mizuchin「おつかれっすー!」

 

本当にいつ何時会っても爽やかな笑顔と軽快なトークで迎えてくれる。

L字カウンター、店の一番奥に2名の男性がいた。

二人ともiPadをカウンターに置いている事から、即座にそれがリネレボユーザーである事がわかる。

 

PANCH「お疲れっすー!お、junkさん、おつっすー!」

???「プンチ、おっすー!」

 

PANCHの事を”プンチ”と呼ぶ彼こそが、ヒンデミット最強のブレダン、junkその人であった。

その隣にはメガネをかけたナイスガイ、junkと同じヒンデミットであり、junkと同じ血盟であり右腕のちゅばもいた。

 

junkという男

我が席につくや否や、PANCHがjunkに意気揚々と言う。

 

PANCH「junkさん、今日はスーパースペシャルゲスト呼んできましたよ!」

junk「ん?誰だれ?」

PANCH「junkさん、いや、junkよ、頭が高い頭が高い!この方をどなたと心得る!」

 

PANCHが我の方を指差す。

そろそろこの紹介の仕方、やめて欲しいと切に願う。

これでjunkが我の事を知らず「あ、どうもー…」みたいな感じになったら我が死にたくなるわけで。

だが流石に反王生活も1年を超え、こういった場面に何十回も遭遇している我、間髪入れずに自ら自己紹介をして「滑った空気」にしない準備はできている。

PANCHの話に割り込むように会話をねじ込む。

 

PANCH「この方が反王s

ケンラウヘル「フレヤサーバーのケンラウh

junk「反王様!?マジで!?うおおおおおおお!!!」

ちゅば「反王様きたーーーーー!!!!!」

 

まさかの会話の二重被せにより我の声もかき消される。

しかもその反応速度たるや。

 

PANCH「うむ!頭が高いぞjunk!」

 

junk「マジか!うわーめっちゃ嬉しい!」

 

ちゅば「いやー来て良かった!」

 

ケンラウヘル「改めて、我がケンr

 

junk「プンチ、今日はグッジョブと言わざるを得ないな!」

 

PANCH「これが我の力ぞ!我の力ぞ!」

 

ちゅば「wwwwww」

 

ケンラウヘル「えっと、我がケn

 

junk「めっちゃファン!ブログも初期からずっと見てるし!」

 

PANCH「おや?我の方が先に見てたし」

 

junk「いやいや、俺の方がずっと反王様好きだし!」

 

ちゅば「wwwwww」

 

ケンラウヘル「我g

 

PANCH「じゃあjunkさん、反王様のブログに出ているのかな?」

 

junk「別に出てなくても俺の方が絶対に反王様の事好きだし!」

 

ちゅば「wwwwww」

 

ケンラウヘル「

 

PANCH「出てないのに頭が高いんだよ!頭が!」

 

junk「なんだとこのやろう!」

 

ちゅば「wwwwww」

 

 

 

 

 

この後、2分間に渡り我完全無視の

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バトロワでいうところのスタンハメが続く。

話の内容の主体放置とは斬新過ぎる。


さて、junkという男を我の目線で書かせてもらおう。

 

①人間的な魅力

リネレボのオフ会で色々な人と話す機会がある。

普通の生活をしていたら絶対に会う機会がなかった人たち。

リネレボを通じて様々な人間と会った。

総じて思うのは、リネレボという共通言語を通じてその人の魅力をひしひしと感じることだ。

また、リネレボという共通言語の中にある「反王」ないし「反王ブログ」という共通話題も会話が弾む要因の一つになっている。

とにかく反王ブログの楽しさ、我のリネレボに対する考え方というのを、こちらが恥ずかしくなるくらいベタ誉めしてくれた。

その話し方はまるで少年が好きな野球球団について語っているような、純粋無垢で一点も曇りもない瞳と笑顔で話してくれる。

そんな感じなので、我がこの者と打ち解けるのに時間はかからなかった。

 

神々というとリオナサーバーが有名だが、このjunkも間違いなく神の一人。

総じて神々は傍目から見るイメージと実際に話してみるイメージは全然違う。

共通して言えるのは、全員が全員「人間的な魅力に満ち溢れている」ということ。

神だのなんだのとかではなく、普通に一人間として「また会って話したい」と思わせる人だらけだ。

 

②既視感

junk含め、色々な話をした。

その中でも専ら話題になったのは、第2回LRTの話。

このjunkと会った時は10月29日、くれが血盟との戦いのために色々と談義をしていたときだ。

junkは惜しげも無く我に要塞戦の動画を見せてくれた。

MizuchinのBARには大きなモニターがあり、そこにデカデカとiPadの要塞戦動画が映し出される。

junk「ここのバフはこうやって取って、相手がこう来るからこうして…」

などと、神による解説は素晴らしかった。

なるほど、と頷いてばかりであった。

そこにAspirationsのMizuchinが「いやいやここはこうっすよ」「うちだったらこんな風に動くかな」と、(Aspirationsの作戦がばれない程度に)色々と教えてくれた。

 

そんな最中、ちょこちょこと「反王いじり」が入ってくる。

 

junk「反王様の初戦の相手って誰でしたっけ?」

 

ケンラウヘル「くれが血盟だな」

 

ちなみにそのMizuchinのBARにはくれが血盟のバナナラテもいた。

ちなみにバナナラテは過去のオフ会、ネモ船長と同時に会ったことがある。

あの時はロデマイにいて、神々に翻弄されてガタガタ震えていたのをきっちり覚えている。

が、今となっては我よりも戦闘力が40万以上、そして何よりくれが血盟として我が軍と衝突することになる。

 

ケンラウヘル「そこのバナナラテと戦うことになる。戦闘力を見る限りだと、やはりくれがが優勢だな、どう考えても」

 

バナナラテ「いやいや、そんな事ないですよ、反王様の所ですもん」

 

隣にいたバナナラテと話していると、同時にjunkとPANCHが怒号を上げる。

 

PANCH「おい!そこのお前!バナナよ!まさか反王様を斬ろうというのではなかろうな?」

 

junk「反王様に手出してみろ、後でとんでもないことになるぞ、なぁプンチ」

 

ちゅば「wwwww」

 

 

 

 

 

 

 

面倒くさいことになりそうだと直感した。

 

一通り言うたびに、ちょこちょこと我の方を見てくる二人。

 

 

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PANCH「まさかとは思うが、貴様、わかっているだろうな?」

 

junk「まさかそんな勝とうなんて思っていないよな?」

 

 

 

 

 

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PANCH「何ならこの場で不敬罪としてその手を落として二度とリネレボをできなくしてやろうか!」

 

junk「そうだ、反王を斬ろうなんて俺が許さない!」

 

PANCH「ちょっとちょっとjunkさん、いや、junkよ、今”反王”と呼び捨てにしたか?貴様、不敬罪ぞ!」

 

junk「はっ、しまった!」

 

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junk「いやでも、反王様はプンチより俺の方が理解しているから、そんなことで怒ったりするような方ではないのも知ってるさ」

 

PANCH「いやいや、全然、もう格が違うから、反王ファンのトップに立つこの我こそが」

 

junk「あ!今”反王”って言った反王って!不敬罪不敬罪!」

 

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プレーリードックか。 

どんなタイミングでも我を同時に我を見てくる。

というか、junkと話していて何だか「誰かに似ているなー」と思っていたのだが、今判明した。

PANCHだ。

間違いなくPANCHと酷似している。

むしろこの場にPANCHが二人いる。

 

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まなかなか、貴殿らはまなかなか。

話し方も、話の持っていき方も酷似している。

何ならこのファッション狂信者っぷりのノリが完全に同じ。

人のツッコミを許さないこの会話の駆け引きといい、我やバナナラテを放置して勝手に”反王ネタ”で盛り上がる様。

これは面倒な夜になりそうだと直感したまま、朝4時までその調子で話をしていた。


③熱い男

ここまで書くと、これを見た皆からするとただの「ノリの良い(反王をいじる)だけの人」みたいに見られてしまう。

ここからが彼の凄いところだ。

 

MizuchinのBARで色々と要塞戦について解説してくれたが、本当にリネレボが好きな男なのだ。

 

10月29日は朝4時に終了、junkと別れたのだが、前回ブログで書いたLRT決勝の日、新宿のカラオケで、偶然にも再会したのだ。

新宿のLRT決勝鑑賞会の主催者は哲也、要塞戦について色々とDiscordをまとめてくれていたりしている人物なのだが、その哲也もヒンデミットであり、偶然にも呼ばれていたのであった。

 

junk「おおおお!?反王様!?」

 

ケンラウヘル「junk!来ていたのか、久しいな!」

 

思わぬ再会に我は興奮した。

本当はLRT決勝は血盟員とVCでも繋ぎながら家で見ようとしていたのだ。

が、やはり今日は来てよかったと思った。

ヒンデミットからはjunkの右腕、ちゅばも同席していた。

我の中ではニコイチなイメージだ。

LRT決勝の画面が大きなスクリーンに映し出されている。

一試合目が始まる前から、カラオケルームは興奮の渦に包まれていた。

相変わらず前会った時と同じく、junkは饒舌に、そして何よりリネレボを楽しそうに語っていた。

そして彼との共通事項としては、今回LRTに出る二大強豪、”The Avengers”と”Aspirations”の両方とも仲が良いということだ。

両方の血盟の過去や経緯をよく知っているのだ。

LRTはずっとS嶋の解説と、そしてjunkの解説を同時並行で聞いていたのだが、やはりトップクラスのプレイヤー、戦闘力だけで見られがちだが、junkは本当にいろんなことを教えてくれた。

前回のブログにも書いたのだが、預言者かと思うくらい次の行動を理由付きで解説してくれる。

junk「ここでこうだから、このタイミングで盟主が刻印にいかなくちゃ…ほら、やっぱりふぉとは上手いな!」

junk「ここはこういう流れだからここでこうして…ああ、多分これ、わざとじゃなくて素でバフ取れてないな」

junk「ばかー!ここで取らないとこうされるからこうした方がいいのに!もう!」

と、感情たっぷりの解説で本当に面白い。

解説かと思いきや野次を飛ばしたり、そう思ったら手を叩いて興奮したりしていて。

解説とかも好きなのだが、そんなことよりも、彼を見ているだけで「本当にリネレボ好きなんだな」と感じるし、見ているだけで我も楽しくなってくる。

ああ、やっぱり我が魅かれる人間というのはこういう人なんだなと、改めて思った。

 

決勝、The AvengersとAspirationsの戦いでAspirationsが1本先取する。

次の試合準備のため、S嶋と百花繚乱が試合を振り返っている。

junk「いやー!今回のLRT、全部最高に面白くね!?やばくね!?」

と興奮気味に話すjunk。

その言葉に皆頷く。

 

junk「ああーこりゃダメだ、待ってらんない、今からMizuchinに連絡してみるわ

 

ちゅば「いいねーw俺も送ろw」

 

ケンラウヘル「は?」

 

と、いきなり携帯を出して、生放送に出演中のMizuchinにLINEを送り始めるjunkとちゅば。

いやいや、試合中でもしこれで集中力欠いて負けたらどうするんだという我の制止も振り切り、本当に送り始める。

なんて子供みたいな人たちなんだと若干引きながらも、Mizuchinから即連絡が返ってくる。

 

Mizuchin「まじAvengerつええっす、笑えないっす」

 

いやいや、生放送中に送ってくるなとキレた方がいいんじゃないかと、むしろ携帯の電源は切っておいた方が良いと思った今日この頃。

 

そして決勝戦2戦目、見事にAspirationsがThe Avengersを下し、優勝を掻っ攫った。

 

junk「くそー!三戦見たかったわ!めちゃくちゃ面白いのに!」

 

と豪快に笑い飛ばしながらLRT終了後に即座にMizuchinにLINEをするjunk。

 

junk「流石だなー!強かったよアスピ!あと、最後のマイクヘッドバッド、狙ったろ?w」

 

ここでもケラケラと笑いながら豪快に笑い飛ばしながら話すjunk。

 

本当に気持ちの良い男、これだけでも非常に楽しいのだが、彼の人間性は一味も二味も違った。

「ちょっと、もう一件、電話するわ」と、笑いながらも何かしら電話をし始める。

 

junk「ああ、もしもし…おう、お疲れさん」

 

会話のトーンがちょっと違った。

 

junk「…見てた見てた、うん。いい試合だったよ」

 

会話の相手は、いつもゲラゲラと笑い合っていた、あのPANCHであった。

PANCHの聞いたことのないような声、我はそれ以上聞くのはよくないと思い、そのまま部屋を後にした。

junkも我も決勝戦については当事者ではないし、ただのLRT観戦者、だけれどもその両者の過去や経緯、苦労をわかった上で話すその様は、こんな素晴らしい試合を見せてくれた両者に対する尊敬、そして労いの念そのものであった。

ただ単に楽しい人ではなく、人間として素晴らしい人だなと、純粋に我は感じた。

 

また、二次会のダーツバーでは、酔っ払いながらも、ちゅばと一緒にリネレボについて熱く語っていた。

ヒンデミットは今こうだ、LRTが終わって俺たちはどうするか、このサーバーで何ができるのか、どう盛り上げていくのか、その方法は。

とてもただのユーザーとは思えない、運営でないかと錯覚するくらいの熱の入れ方で話し始める。

さっきまでふざけあってダーツを投げ合っていたちゅばと、時には激しい口調でぶつかったりしていた。

とにかく熱い。

その流れで、彼は我についても話してくれた。

 

junk「反王様はね、本当に凄いんだよ。LRTだってさ、64位で出て、明らかに上の相手でも”楽しむ”って言い張って出たんだ。周りから何を言われようが”ただ楽しむ”。これなんだよ、今のリネレボに足りないのは。過去のブログとかもやばい面白いじゃん?面白いっていうか、ただ反王様は楽しんでいるだけなのかもしれないけども、その楽しんでる姿を見て、こっちも楽しくなるわけよ。これってサーバーとか関係ないわけ。俺たちはヒンデミットっていうところをどう盛り上げるか考えているのにも関わらず、反王様は全サーバーに対して凄い良い影響を与えてくれているわけ。俺はね、ブログとかそういうのじゃなくて、この反王スタイル、しいては反王様という人間がこれだから大好きなのよ」

 

ケンラウヘル「いや、我はただ単に自分が楽しいと思う事をしているのみ、人に褒められるようなことは」

 

junk「それ!それが大事なのよ!そこがぶれないのがいいんだよ本当に!だから大好きなんだよ、反王様!」

 

と、ひたすら我の事をべた褒めされた。

正直、我はあまり褒められ慣れていない。

こんな時どう返せばいいのかわからないものなのだが、そんなことよりも、楽しそうに話しているjunkを見ていると、我も自然と楽しくなってくる。

ああ、こういうのだよな、MMOって。

 

所詮はMMO、たかがゲーム、されどその中には人間がいて、人間同士が人間関係を作り、その人間が物語を作っていく。
このブログで何度も言っているが、MMOやオンラインゲームの本質は人間であり、決してゲーム主体ではない。

彼が好きだと言ってくれるように、我も彼を物凄い好きになった。

 

締め

LRTが終わり、リネレボ界隈は雰囲気としてひと段落的なところが出ているのは否めない。

だが面白い事はこれからもっとたくさんあると思うのだ。

面白いというのは人それぞれ、ヴェンデッタなのか、Faithなのか。

それは別に良いかと思う。

だが、「皆んながそっちにいってるから」「周りが引退するから」、そういった受動的な視点で思いが揺るぐ者は、どんなゲームをしても3ヶ月後には同じことを言っているだろう。

このjunkのように、自分が楽しむためにはどうするか、どうあるべきか。

たかがゲームに真剣に考え、そして実行することこそが、より人生を豊かで楽しくさせるのではなかろうか。

 

次のLRTも発表された。
そして三次職も1月にくることが決まった。
国を超えた戦いもある。

リネージュ2レボリューション、新たな新章の幕開け。

我はこの新章を十分に楽しもうと思った、junkにそう教えられたのだ。

またいつか、彼とは語りたいものである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


今日の反逆者

ということで、カラオケが終わって二次会のダーツバーへ行くとなった時。

我は攻城戦があったのでおいとましようとしたのだが、junk & ちゅばの「は?帰らないっすよね?」という強制連行にて行くことに。

攻城戦だけはなんとかやらせて欲しいと車の中でやり、攻城戦終わりに二次会会場へ。

 

二次会会場は新宿西口の方にある、地下一階のとあるダーツバー。

junkを探すと何やら人が増えている。

どうやら血盟員を呼んだようだ。

 

junk「おい!皆!静粛に!この方をどなたと心得る!」

 

と、我が来るとjunkが我を皆に紹介し始める。

PANCHと全く変わらないこの感じだ。

 

junk「恐れ多くも、この方が反王様だぞ!」

 

???「まじで?!」

 

???「わー!ファンですー!」

 

もうこういうやり取りは一年近く経験しているのだが、いつまでたっても慣れたものではない。

 

ケンラウヘル「うむ、我が名はケンラウヘル。皆、よろしく頼む」

 

といういつもの流れ。

我はいつも直接あった者には名刺代わりにステッカーを渡している。

 

ケンラウヘル「これを」

 

???「まじっすか!あざーす!iPad貼ろうっと!」

 

と渡していくのだが、その中に女性がいた。

同じようにその女性に対しても渡す。

 

ケンラウヘル「これを」

 

???「わー!ありがとうございますー!」

 

どうやら我のブログをよく知っているらしく、ステッカー一枚で大はしゃぎしてくれたのだ。

 

さて、ここからが問題であった。

 

junk「反王様のステッカー、サインつけられるよ!」

 

女性「え?本当ですか!?」

 

ケンラウヘル「構わん」

 

junk「サイン付きステッカー、1枚5万な、5万!」

 

いきなり我を使って中間マージンを取ろうとするjunk。

まだいい、別に想定内。

たまに「ステッカーに何か書いてくれ」と言われることがあるのだが、ステッカーの表面がつるつるで、且つ黒を基調としたステッカーのため、油性の黒マジックでは何も見えないのだ。

ということで、我はステッカーを持ち歩く封筒の中に、

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愛用の修正液、ぺんてるXEZL61-W/極細を常備している。

自意識過剰かと思うかもしれないのだが、遠出してきてくれた人に対する我なりのおもてなしのつもりだ。

 

ケンラウヘル「では”感謝の極み”と書こう」

 

そう言いかけた瞬間だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

junk「面白いこと書くんだろうなー!w」



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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junk「”感謝の極み”以外に面白いこと書くんだろうなーw」

 

ちゅば「当たり前だろ!反王様だぞ!」

 

junk「失礼しました!そんな”当たり前のこと”を言ってしまってwww」

 

 

 

 

 

 

 

おもてなしの為のサイン。
出会った人の、何か楽しさにつながればと思っていたサイン。

 

 

 

 

 

 

 

 

ここで究極の裏目に出る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

女性「わー!楽しみ!」

 

junk「わくわく」

 

ちゅば「どきどき」

 

ケンラウヘル「・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


後日。

Twitterを見ると我のステッカーがアップされていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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そしてそれが広まる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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junkに完全にハメられた。

 

 

質問箱に対してこう返信してフォローする。

 

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しかしそこに一番こういう時に来て欲しくない身内からの追い打ち。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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いつかjunkとは決着をつけねばならない、そんなことを誓ったLRTであった。

 

以上。

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