総員、我が名はケンラウヘル。すなわち反王である。
今日は先週3月3日にあった要塞戦について。
疾風迅雷の諸君には悪いがあまり時間がない、故に簡潔に書かせてもらうことを了承して欲しい。
ちなみにEmulatorsとの模擬戦についても書きたかったのだが、如何せん時間がなさすぎる、Emulatrosの諸君、またいつの日か模擬戦をした際には必ず書こう。
■疾風迅雷血盟との確執
いきなり物騒なサブタイトルではあるが、特段恨み合っている仲というわけではない。
これは気持ちの問題だ。
先日の対のんべぇ軍団血盟との要塞戦に何とか勝利した我が軍。
こののんべぇ軍団血盟もそうだが、我が軍としてはどうしても戦いたい相手がいた。
疾風迅雷血盟である。
疾風迅雷とは過去に1度だけ要塞戦で対決したことがある。
疾風迅雷戦の際はまだまだ我は要塞戦に対して未熟であった。
過去の動画を見返しても「なぜこんな頑なにこの指揮を執ったのか」という反省点が多い。
ケンラウヘルサーバーでの戦い、そしてLRTなどの情報を経た上で戦った場合、どちらが勝つのか。
疾風迅雷とは1戦1分け、一旦雌雄を決せねばならない好敵手であった。
疾風迅雷のメンバー、並びに盟主であるほわっちとは通話もしたことがある仲だ。
PANCH宅オフでの要塞戦は刻印作業のみ、その次の日にほわっちへ挑戦状を叩きつけた。
結果は快諾、やはり疾風迅雷も我が軍との戦いを望んでいたようだ。
ほわっち
「じゃあ3月3日、よろしくお願いします!」
ケンラウヘル
「こちらこそ、よろしく頼む。そして完膚なきまでに潰す」
金曜日の入札も問題なく、我が軍と疾風迅雷との戦いが実現する運びとなったのだ。
■要塞戦準備
要塞戦では我が軍はいつもの布陣、我が軍の中で王道パターンと呼ばれる布陣を敷いた。
指揮官は
・ケンラウヘル部隊(役割:刻印)
・ジークフリート部隊(役割:攻撃)
・シゲルマツザキ部隊(役割:防衛)
・ルシファー部隊、あちゃぴぃ部隊(役割:カット・遊撃)
まぁざっくりと言うとこんな感じだろうか。
※いつもの如く、戦術は公表しないためブラフを張らせてもらう
のんべぇ軍団との戦いでの反省点も踏まえ、準備は万端だ。
相手のエースクラスも事前に共有してある。
負ける要素は限りなく無くした上で戦いに挑む。
要塞戦当日、準備を万端にしてきたはずが、18時頃に大問題が発生した。
我の車が車検に出ていたのだ。
我は常に要塞戦は車の中、一人の空間で戦う事を決めている。
いわば我が愛車も要塞戦メンバーの一人と言っても過言ではない。
完全に計算が狂ったが、そんな事で慌てるような我ではない。
即最寄り駅のカラオケを電話で予約する。
店員
「はい、カラオケ〇〇〇です」
ケンラウヘル
「18時半から1名で予約したいのだが」
店員
「はい、空いてますよー」
ケンラウヘル
「大通り沿いの部屋で空いている所はあるか」
店員
「・・・えーと、はい、大丈夫です」
ケンラウヘル
「地下は論外だ、なるべく高い階層の部屋で且つ静かな方がいい。人が少なそうな部屋は」
店員
「えっと・・・はい、たぶん大丈夫かと・・・」
ケンラウヘル
「できれば窓がある部屋がいい、大通り沿いの方向に窓がある部屋だ」
店員
「は、はぁ・・・」
ケンラウヘル
「4時間使用したい」
店員
「・・・はい、わかりました」
ケンラウヘル
「感謝する。では30分後に向かう」
ガチャッ
自分で予約しておいて何だが、気分は王というよりも
狙撃手のそれに近い。
どう見ても狙撃ポイントを確保しているようにしか見えぬ。
カラオケに到着後、最高のリネポイントを確保する我。
入った瞬間にカラオケとテレビの電源を抜き、延長コードを繋げる。
ディスコード用のiPhone、パーティ編成用のノートPC、リネレボ用のiPad。
机に一気に広げ、完全にリネレボモードに入る。
■要塞戦開始
今回は集まる人数がいつもよりも少なかった。
まぁ少なかったとはいえ、40弱程ではあったが。
ケンラウヘル
「相手は疾風迅雷、エース級は前述した通り。雌雄を決する刻は来た。では皆、殺し尽くそう」
かくして火蓋は切って落とされる。
序盤の滑り出しは順調であった。
相手のバフを取らせぬよう動きつつ、敵西門の破壊を試みる。
開始3分程で相手の西門を叩き折り、相手の聖物の防御塔へ一気に襲いかかる。
それに合わせて敵も一気に攻勢に転じてきた。
自軍の東門に大量に迫りくる敵の群れ。
それを防衛部隊と刻印部隊で凌ぎきる。
ジワジワと相手部隊が東門を削っていき、自軍の東門が突破されるのは時間の問題であった。
■刻印合戦
要塞戦開始9分経過。
全くの一進一退が続く最中。
我は一つの提案を出す。
ケンラウヘル
「本丸(第0部隊、及び刻印パーティ)は敵の東門を塞ぐ、集結せよ」
攻撃は最大の防御、相手の東門突撃を止めつつ、逆に東門を攻める。
東門を折り切った後、即座にリスキルと東門封鎖の態勢に入る。
リスキルは過去は結構効果はあったものの、全体的なメテオレベルが上がっている最中では完全なるロックは難しいだろう。
東門の攻撃を抑えつつ、ここをブロックすることに専念した。
その間にジークフリート部隊が聖物の防御塔を折り尽くす。
相手の手が緩んだ瞬間に即座に聖物刻印へ向かう。
しかし、相手のカット部隊が秀逸であった。
特に相手のエース、スペルシンガールカコのブリザードは警戒していたのにも関わらず、こやつに何度もカットを喰らった。
残り5秒までいったことも数回あった、しかしながら先程のルカコ、ウォーロードのとんこつモツ鍋にカットを喰らい続ける。
この詰めの甘さが我の指揮ミスであった。
今考えると、ここをもっと詰めるべきであった。
逆に疾風迅雷も我が軍の刻印を開始する。
お互い壮絶なカット合戦であった。
ログがどちらの刻印を示しているのか混乱するほどの刻印合戦、どちらが勝ってもおかしくはない状況。
これで決め切って鼻差で勝つ、我の声もかなり熱が帯びていた。
ケンラウヘル
「ここで決めきる、とにかく近づく者の動きを止め続けろ!」
我が軍の刻印パーティと攻撃パーティは素晴らしい動きをしていた。
皆で一致団結し、とにかく勝ちに向かって敵を止め続け、我を守るために死に、即復活して再び我を守る。
だが、この決めきる所で敵の俊足のシルレンが画面外から走り込んでくるのが見えた。
ケンラウヘル
「シルレン来てる、止めろ!」
と叫んだと同時に流れる
刻印失敗の文字。
これが勝敗の決め手となった。
あと8秒、その8秒が紙一重に見えて、その紙一重が分厚かった。
まだいける、頼むぞ防衛と願いつつ、HPを回復させた後、再度刻印を試みる。
しかし、
最後の詰めの甘さが仇となり、敵に白星を譲ってしまった。
「負けた時こそ本当の勝負」そういつも言い聞かせていた我が、負けた時は思わず絶句してしまった。
要塞戦での敗北。
要塞戦で負けたのはLRTに出場したEmulators戦以来。
そして疾風迅雷とは2戦1敗1分けと、負け越してしまった。
ここは表向きではなく、本音を書こう。
3か月振りの敗北は血盟員全員に衝撃を与えた。
蓋を開けてみればほぼほぼ同じ人数、同じ戦闘力。
各指揮官はしっかりやってくれたと思う。
カット隊は人数差の中でも相手バフを手こずらせた。
防衛隊も最後まで刻印を阻止してくれた。
攻撃部隊も聖物までの道をしっかり切り開いてくれた。
本丸も我の指揮を信じ、死んでも死んでも必死になって我を守り続けてくれた。
互角の勝負、これは慢心ではなく、どちらが勝ってもおかしくない要塞戦であった。
ただ、運とかそういう偶発的なものではなく、相手の方が最後の詰めが一枚上手であった。
ここでは書かぬが、ある欠点が我が軍には明確にあった事に気付かされる。
そこだけ詰めればいいのだが、どうしてもっと気付かなかったのかと、後悔の念が積もった。
久々のこの敗北感、どれくらい感じたろうか。
ここは良かった、これが良かった、ここはこうしたらベストだった。
敗北感の中で振り返りをしているのだが、今回の戦いはむしろ良かった点が多かった事に気付く。
んじゃ次はこうしよう、ああしよう、それ次試そう。
こんな感じだったろうか。
そして振り返りをしながら、突如我の心にポツリと感情が浮かび上がる。
リネレボ、やっぱり楽しいわ。
さっきまで色々と考えていたが、この言葉が心の中で浮かんだ時に、何か妙に落ち着いてしまった。
疾風迅雷の諸君、今回は戦って貰って誠に感謝。
勝ち越しを許してしまったが、借りは必ず返させてもらう。
この場を借りて、疾風迅雷血盟には敬意と感謝を。
また殺したり殺されたりしよう、と言いたいところだが、ここは本音を書く。
次は絶対に殺す。
ちょっと急ぎ足になってしまったが、疾風迅雷との要塞戦はこんな感じであった。
次は絶対に殺すという強い団結力を以て挑ませてもらう。
次回は先日開かれたオフ会について書こう。
なるはやで更新することを約束する。
以上。