反王だもの。

MMOを中心としたゲーマー、反王ケンラウヘルの手記。

反王真影隊と初陣 前編

 

総員、我が名はケンラウヘル。すなわち反王である。

 

過去のブログにて、我が軍は三血盟運用体制へと移行したことは伝えた。

 

 

発足して発表してから、おおよそ4時間ほどで締め切りにさせてもらった。

現在では真影隊、すなわち丙軍は43名、その他甲軍乙軍の空きに7名を補充している。

 

様々な訪問者

面白いのが、稀少職が結構集まったこと。

反王親衛隊が始まって1年半、1度足りとも我が軍に存在したことのないクラスなども入ってきた。

アドベンチャラーサジタリウス、そしてもう少ししたらアークメイジもうちに来ることになっている。

その中でも、ウォースミス、つまりドワ弓などは我が軍に入ったことすらないのだが、我が軍に2名のウォースミスが参加することになった。

その稀少職の中には戦闘力350万超えという、非常に高スペックのキャラがいたりなど、甲乙軍からすると圧倒されそうな強さを誇る者達ばかりだ。

 

入隊してくる者たちにも色々な物語がある。

第1回目のサーバー移住の時に、とあるサーバーの盟主を降り、我が軍に来た者がいる。

現在ではその者は甲軍の立派な戦力としてその手腕を振るっている。

そして今回の今回のサーバー移住の際に、その者の元血盟員たちがフレヤに移住し、我が軍に入った。

複数名で移住してきた彼らは、今では立派に反王軍の兵士として最前線で戦っている元血盟主を追ってきたのだ。

サーバー移住が決定してからしばらくしたら、その者から連絡が来たのを鮮明に覚えている。

いつもはおちゃらけているのに、妙に神妙な面持ちで連絡してきた。

前のサーバーで自分が盟主をやっている時の血盟員数名が、フレヤに来てまた一緒にやりたいという、どうか反王軍に入れないか、と。

我が軍にいる時には「盟主っぽさ」の欠けらもない、単にお調子者の面白い奴と認識していたのが、これほどまでの人望があるとは思っていなかった。

既にその時で甲乙丙満員に近い状態であったのだが、何とか甲軍に入れるよう、甲軍の数名と交渉して乙軍に動いて貰ったりなど、即座に対応を行った。

 

新しい者だけではなく、既存血盟員の新たな一面を垣間見れるのも、また移住の面白さといったところか。

 

現在の状況

現在のフレヤサーバーの血盟戦闘力はこんなランキングになっている。

 

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戦闘力1億超えの血盟が30位までずらりと顔を揃えている。

この中にも数血盟、フレヤサーバーに移住してきた血盟や、移住の際に箱を受け渡してもらった血盟なども存在。

日本の歴史で言えばまさに「戦国時代」さながらの、強豪ひしめき合う状態だ。

まだサーバー移住も最終日になっていない故、さらなる勢力図の変化が起こるのは間違いない。

人が多すぎてエリートダンジョンに至っては「1匹の敵に対して5名6名が常時殴っている」なんてことはざらにあり、確かに不味いと言えば不味いのだが、色々な物語も生まれやすく、益々面白くなるに違いない。

 

丙軍

現在ようやく丙軍は血盟レベルが21になった。

受け入れられる血盟員数は43名。

もう既に満員の状態であり、これから来るメンバーについては待ってもらう他ない。

 

我が軍は三血盟運用のため、Discordでのコミュニケーションが大半をしめる。

丙軍の皆には申し訳ないが、あえて皆で雑談をするための部屋、通称「フリートーーク」での会話は声を出せなくしている。

新しい者が流れ込んでくることによる混乱を避けるためだ。

 

だが、その「フリートーーク」以外のVCは使える状態にある。

例えばバトロワ専用部屋、PUBG部屋、甲乙丙で別れた部屋などが存在するが、そこは丙軍でも会話できるようになっている。

 

ちなみに最近手記を更新できなかった理由の7割が、我を含めた丙軍で集まって夜な夜なVCを繋いで雑談に華を咲かせていたからに違いない。

何なら日曜日など、21時から何気なく「皆で話そう」という感じになってから、話が盛り上がりに盛り上がりを重ね、30名程度で夜の3時まで、計6時間以上話したりと、そろそろ我は死ぬのではなかろうかというくらい笑っていた。

 

新血盟を作るということは、当然のことながら「新しい人が50名Discordに参加する」ということにもなる。

最近までは名前も好き放題につけていた我が軍だが、名前を覚える為に以下のオーダーを出した。

 

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Discordには我しか書き込めない「order」というテキストチャンネルが存在する。

そこに我は名前にルールを設けた。

名前の後に甲乙丙といった名前を付け、なるべく皆が覚えやすい環境にするのだ。

 

丙軍はまだ反王軍の空気が分からぬ。

ましてや我の事もこの手記やTwitterでしか分からないのであろう。

絶対君主制ではあるものの、あまりにも命令通りに、いや、命令以上に動く者が多い。

あまりに従順すぎて、「Discordで名前の後に”丙”と付けろ」というオーダーに対し、

 

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ゲーム内で名前を変えてしまう輩が出てくるくらいだ。

 

お前はあれか、最後に丙が付いているから、Discord上ではkinta丙丙にする気かと。

反王軍内での人事異動するたびに名前変更チケットを購入するのかと。

 

要塞戦

2月第1週は参加人数なども微妙なラインであったので、丙軍は傭兵期間とした。

我は乙軍の空いている所に傭兵として参加させてもらう事にした。

また、丙軍からも甲や乙への傭兵を促すことで、コミュニケーションを図る。

チーム内で人数の補填ができるのも大人数血盟の利点でもある。

 

そして丙軍とは別にもうひとつ、我としては楽しみがある。

 

甲軍、乙軍がどのように戦うか。

これが本当に楽しみでもあり、勉強にもなる。

 

反王軍の意思決定や方針、方向性については当然我が決定するのだが、要塞戦については甲乙両軍の指揮と判断を指揮官に任せた。

 

2017年はどうだったろうかと回想に浸る。

全て我が決め、全て我の判断で行っていた。

右も左も分からぬ状態ではあったが、とにかく血盟員を不安にさせないという事でいっぱいいっぱいだった気がする。

親衛隊にmutsukiあちゃぴなどが入ってきてくれた事により、ああじゃない、こうじゃないか、指揮をやってみたい等、試行錯誤を繰り返す事で反王軍スタイルというものが確立していった。

 

自分が育てた、育った環境を2回捨て、3回目の出来事。

これも中々他の人が経験できるものでもない。

共に笑ったり悔しがったり喜んだりする仲間と共に肩を並べる機会が少なくなるのは悲しいが、新たに作る軍での戦いが本当に待ち遠しい。

乙軍を作った時と同じような感覚だ。

 

 

 

乙への傭兵、その時の乙軍の相手はSeirios血盟であった。

 

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血盟戦闘力で言えば全くの互角。

こういった血盟同士での戦いというのは本当に心踊るものがある。

 

丙軍の数名と共に乙軍への傭兵希望を出し、色々な指示や作戦を聞く。

場所の呼称なども我が軍は独自の方法を取っている故、丙軍の者達にも分かりやすく図解などで説明している姿に感動を覚える我。

新しい者が来ることは多々あるのだが、一気に来るとなると、指揮官の緊張具合も違うものだ。

 

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今回面白かったのは、盟主に反王新鋭隊の最強スレイヤー、揚げ玉が要塞戦の血盟主となり王冠をつけていた事だ。

 

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反王軍のエースクラスなだけあって、戦闘力も馬鹿高い。

 

ちなみに揚げ玉は非常に謙虚で、一度だけ揚げ玉を盟主として要塞戦を過去にやったことがあるのだが「人が沢山襲ってきて怖いからもうやりたくない」と言われて以来、我は血盟主をしてもらうことを避けていた。

我の依頼を断ったのにも関わらず我以外からの頼みを聞くとは、いや、心強いのだが、何か複雑な心境になったのは間違いない。

 

我は盟主以外では、基本的に防衛ポジションを任される事が多い。

やはりパラディンという事と声を出せる、(良かれ悪かれ)判断して伝える事ができる人員というのが主な理由であろう。

久々の反王軍としての防衛業務だ。

いつもは人の先頭に立って旗を振っていた我だが、今回は指揮官が命令優先権などは上。

責任が少し和らぐのを感じると同時に、この「自分が歯車になる感」が心地よい。

 

全体としての戦術は至ってオーソドックスなものだが、詳細まで決まった指揮官の戦術と作戦には指揮官の本気が見受けられた。

 

本気は嬉しいのだが、我としてはあまり「周りが見えなくなる程の本気」になって欲しくないというのが本音。

上手くいった時ならいざ知らず、負けたりしようものなら責任を感じすぎて楽しめなくなる、というものを何人も見てきたから、それだけが心配であった。

 

ケンラウヘル「楽しもう、楽しみながら殺したり殺されたりしよう」

 

なるべく会話を明るくしようと、巧みに会話を明るい方向に持っていく。

VCでは時折笑い声で埋まる場面もあったくらいだ。

だが、要塞戦1分前くらいから、皆スイッチが入る。

反王軍は基本的に雑談やらカラオケやら明るく楽しく、どちらかというとふざけている者の方が多いのだが、この土曜日の30分だけは全員が「本気スイッチ」になる。

 

この切り替えがたまらなく心地よいのだ。

 

丙軍の初陣ではないが、丙からの傭兵も多数いる、三血盟運用プレテスト戦とも言っていいだろう。

20秒前、そろそろアイテム使って、バフかけて等の声が上がり、カウントダウンを待つ。

 

乙軍単体で考えた戦略、人員配置での初勝負が幕を開く。

 

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防衛部隊はオーソドックスに西に重きを置いていた。

今回はこちらが南陣営、西側の防衛はしっかりとやらなければならない。

 

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通路で自軍のバフや防衛塔を狙いに来る者たちを取り囲み、侵攻を妨げる。

が、あまりにも敵側の人間が少なかった。

これはバフに行っているかと思ったのだが、相手の主力部隊は東側に集結し、東門を破壊しにきていた。

特攻と呼ばれる作戦。

対処を間違えると本当にそのまま刻印されてしまうような勢い、VCで東門にいる者たちから切羽詰まった叫び声が木霊する。

西防衛担当であったが、自軍バフが取れたのを確認した瞬間に逆サイドへ援軍に向かう。

 

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人数にして4PTから5PTくらいだろうか。

東門はあっという間に溶けてしまい、するりと抜けていく敵が自軍聖物に雪崩れ込む。

 

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4秒ほど刻印はされたものの、防衛隊によりそれを阻止、即座に一斉掃射を行って聖物周りをクリアとしたと同時に、東門前もクリアにする。

相手のバフはカット部隊に任せ、攻撃部隊は敵東門を攻撃。

防衛部隊を改めて西に戻し、我は東の監視と敵盟主のリザレクション警戒に走る。

 

あわよくば敵バフもカットし続けたいところであったが、東門を攻撃していた敵主力が敵バフに集結した所で敵にバフを許してしまう。

 

LRT SEASON2以降、フレヤの要塞戦はバフへの意識が今まで以上に高くなっていると感じる。

2バフを確保することで何がいいかと言うと、勿論ライン戦で優位になるのも当たり前なのだが、それよりも精神的な安心感というのが大きい。

 

しかし、初手のバフは結局イーブン、均衡している血盟同士、ここからが勝負だ。

 

反王軍にはテンプルナイトはおらず、今回に至ってはスレイヤーが盟主だ。

敵テンプルナイトが刻印秒数を稼ぎに来るのに対し、こちらは1回の刻印で大きく秒数を伸ばす必要がある。

うちの主力及び盟主パーティも突撃はしているものの、そう簡単にはいかないだろう。

東が折られている中防衛はどこに置くべきか、西なのか東なのか、その判断を迫られている最中であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

揚げ玉「…あれ、決まるかもしれない」

 

ケンラウヘル「は?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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突然出てくる勝利画面に困惑する我。

 

揚げ玉が刻印しているのに全く気づかなかった。

というのも、今までの刻印だと我が「刻印行くぞー!」「刻印中ー!」とソロライブのサビの如く騒ぎ立てていたのでそれが当たり前だったのだが。

 

簡単に説明するとちょうど相手の主力が敵バフに集結していたところに、偶然我が軍の主力が刻印に行き、パズルのピースがピタッとハマったのだ。

加えて揚げ玉の硬さでカットも効かなかったのだろう。

 

試合時間はまさかの1分17秒。

 

 

 

 

 

揚げ玉「勝ちましたね」

 

ケンラウヘル「・・・揚げ」

 

揚げ玉「はい」

 

ケンラウヘル「お前に足りないのはパッション、刻印の時はもっとこう熱量というかだな…」

 

揚げ玉「すみません」

 

という、勝利したのに謎の反省会を始める反王軍。

 

ちょっと今回はボタンの掛け違いで終わってしまったが、Seirios血盟と再び要塞戦で戦えることを期待し、ここに改めて感謝と敬意を。

 

終わってから我が軍はいつも鬨の声を皆で行う。

nanojigenからは「反王様、いつものをお願いします」と言われるものの「今回は何もしていないし、ただの一傭兵、今回の鬨の声はnanoがやるべき」という風に伝える。

nanoも照れながらも、いつも我が打っている文章を打ち込む。

「本日は誠に感謝」から感想を述べ、最後には「では我が軍は解散する」からの「その血に誇りを」「祖国に光を」という流れは、バッチリ仕込まれていた。

うまいこと反王軍代表を演じるnano。

そしてそろそろ締め、皆は「祖国待ち」の状態であった。

が。

「ではこちらは解散いたします」という文章を

 

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盛大に変換ミスをするnanojigen。

唐突な魚市に困惑と笑いが巻き起こる乙軍。

さすがである。

 

反省会もそこそこに、今度は甲軍の戦っている様子をDiscordで聞きにいく。

これは複数血盟運用している特権で「他血盟が戦っている様子をリアルタイムに覗くことができる」というもの。

反王親衛隊は普段はケラケラと笑っているのだが、要塞戦だけはかなりガチな戦い、聞いているだけで本気度が伝わってくる。

勿論、戦闘に参加していない我やその他乙丙の者たちは声をオフにしている。

我がいなくてもグイグイとmutsuki、くずるん、あちゃぴが引っ張ってくれているのを聞いていると、我のやってきたことは間違っていなかったのだと感慨深くなる。

 

結局、甲軍も激闘の末、勝利を収めることができた。

喜びを分かち合う面々。

甲乙丙三血盟がひとつのDiscordに集まり、まさにお祭り状態になった。

要塞戦に触れ、そこから流れで既存反王軍による新しく来た丙軍たちとワイワイと喋り出す。

毎週のことではあるが、その日も熱く、楽しい夜であった。

 

丙軍の熱量

丙軍はほぼ移住組で埋め尽くされている。

しかし、その中でも6名ほどフレヤサーバーから、つまりは血盟移動してきた者がいる。

 

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彼の名は那岐丸

DELETE血盟の元盟主であり、LRTもベスト8に入った猛者である。

LRT後、色々な経緯があり、DELETEを抜けて6名程度の血盟で固まっていたところを我が話しかけて血盟員丸ごと入隊することになった。

我は彼とは何度もリアルで飲みに行った仲、何なら先日のファンミーティングで一緒に要塞戦をしたりと、彼が丙軍に来てくれるという話になった時は本当に嬉しかった。

 

過去に話した通り、丙軍へは我一人単体で入るつもりであった。

連れて行った事によりしょうもない歪みが生じるのを知っていたからだ。

かと言って、今まで一緒にやってきた仲間と連合は同じだとはいえ、違う血盟となると寂しいところはあるし、一人でやるには心細いところではあった。

彼が来てくれたらどんなに心強い事だろうか。

我は彼を迎え入れると同時に、要塞戦指揮官兼副血盟主に任命する事にした。

 

丙軍は40名程度であり、既に全員に対し、「2月中旬の移住終了までは傭兵期間とする」という話をしていた。

そもそもどういう人間が来てどういう風になるか、我としてもきっちり予定が組めないからだ。

全員がそれは承知で来てくれている。

 

はずであった。

 

要塞戦にて我々は特別なことはしていない。

LRTに本気で挑んでいる血盟、AspirationsやThe Avengers、Neroやくれが等、そんなところに比べたら比べるのも烏滸がましいと言われるくらいかもしれない。

ただ、情熱や楽しさという点においては反王軍は高いレベルであるだろうとも思っている。

甲乙での戦い、参加した丙の傭兵たち、そしてDiscordを聞いていた丙メンバーたちからこんな声が上がってきた。

 

反王真影隊で要塞戦をしたい。

 

我としてはまだ人数も足りないし時期早々だと思っていた。

だが丙軍の者たちと細かくコミュニケーションを取っていると、思った以上に「大人数での要塞戦をやった事がない」という者が多かった。

ケンラウヘルサーバー時代は「過疎サーバー」と言われていたサーバーであったが、パアグリオ・デカンとの統合に加えてサーバー移住などが重なり、要塞戦も40人50人当たり前みたいな世界になっている。

そんな世界で育ってきたからこそ、他のサーバーの状況などは知らなかった。

丙軍の中には「1ヶ月に1回要塞戦できたらラッキー」「こっちが人数集めても相手が10人くらいとかそういうのばっかり」と、フレヤサーバーでは当たり前のようにやっていた大人数での要塞戦を体験していない者が多数いた。

 

その熱量も物凄かったのだが、我は何より「今までできなかった要塞戦を体験させてあげたい」「フレヤサーバーに移住し、反王軍に入って良かったと思わせたい」という想いが込み上げてきた。

 

出欠席を取る反王システムも、甲乙軍よりもいち早く丙軍全員が提出し、40名程度が「出席可能」というのを即座に出してきた。

本来であれば甲乙への傭兵などに当てたいと思ったのだが、この熱量は抑えられない。

 

我はある日、那岐丸と話し合いをした。

 

ケンラウヘル「ナギ、今週の要塞戦なんだが」

 

那岐丸「丙の人たち、熱意半端ないですねこれ」

 

ケンラウヘル「本来であれば、せめて血盟員枠45名くらいになってから初陣と思っていたのだが」

 

那岐丸「ここまで盛り上がると、やらない方が皆萎えるのでは」

 

ケンラウヘル「指揮官としてどうだろう、いけるだろうか」

 

那岐丸「行けると思いますよ、この感じならば」

 

あの絶対的に信頼している那岐丸がそう言うのだ、我は即座に了解し、丙軍に対してDiscordにてオーダーを飛ばした。

 

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このオーダーを見た瞬間、丙軍の者たちが一斉にDiscordに書き込み始める。

 

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一糸乱れぬこの勢い、これは本当に勝てるかもしれない、そう思わせる返信の嵐であった。

 

 

 

 

 

 

 

そうして迎えた金曜日の入札の時間。

我はどうしても外せない予定があり、入札は那岐丸に任せていた。

 

そわそわしながら21時。

Discordにて那岐丸から連絡が入る。

 

那岐丸「陛下、入札完了です」

 

ケンラウヘル「良かった、丙軍の初陣はどこに決まっただろうか」

 

那岐丸「はい、丙軍の初陣は」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

那岐丸「SR要塞です」

 

ケンラウヘル「は?」

 

 

 

 

 

 

次回に続く。

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