反王だもの。

MMOを中心としたゲーマー、反王ケンラウヘルの手記。

親衛隊と新鋭隊の要塞戦 その2

 

総員、我が名はケンラウヘル。すなわち反王である。

 

LRTに要塞戦、オフ会に外交にオークなどの関係でもう時間がまとめて取れぬ。

ということで、今日からはまとめて書いてドンというよりも、少しずつ書いていこうかと思う。

というか、このネタ自体がもう1か月前なわけで。

もっと細かく書かないとネタ自体が溢れて漏れていってしまう。

 

ということで、今回は以前の話の続きを。

前回のブログについてはこちらを参照の事。


親衛隊 対 新鋭隊

二血盟運用移行時から夢であった親衛隊と新鋭隊の戦い。

だが、何度も言うようだが、我はその中身について細かく描写する気はない。

この理由は後程説明する。

 

本来であれば、もっと日程を調整し、皆が全員で出れるように調整するべきであったが、LRT体制にシフトする前にやらねばという事で、この日にしかできなかった。

残念なことに、全員が全員揃う事はなかった。

親衛隊が40名強、新鋭隊が35名前後といった所だろうか。

戦闘力的にも新鋭隊の方は不利ではあったが、戦術が功を奏し、最初のうちは刻印秒数を積み重ねて有利に進めていた。

 

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新鋭隊は盟主を乙最強のスレイヤー、揚げ玉に渡した状態。

我は防衛部隊での戦いであった。

指揮官KKとの連携もあり、長い秒数での刻印は中々難しかったものの、着実に刻印秒数を伸ばしていく。

勝負は終盤ギリギリまでもつれこんだ。

このままだったら勝てる、そう思ったのが運の尽きであった。

 

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残り4分、ここで親衛隊の猛攻が始まる。

ほぼ全勢力による攻撃は瞬く間に我を含んだ防衛隊、及びリスポン組では全く歯が立たずに大逆転の刻印負けを喫してしまう。

 

本来は身内なのでダイヤ割りはせずに節約プレイに走る所だったのだが、皆気付いたらダイヤを5000個近く割っていたという恐ろしい戦いであった。

 

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思った以上にキル差がえぐい。

 

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勿論、相手が我が軍だとしてもしっかりと締めるのが我の流儀だ。

感謝の意を述べる我。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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何に感謝しているのか分からなくなる我。

 

ともかく、「反王親衛隊・新鋭隊で要塞戦をする」という夢が一つ叶ったわけだ。

結果はどうあれ、最後までギリギリの戦いであり、今までの要塞戦で一番面白く、熱かったと言えよう。

こういう楽しみ方もたまにはいい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だが、この話で言いたい事は違うのだ。

確かに要塞戦も熱かった。

熱かったのだけれども。

実はそこには裏舞台があったのだ。

それを今日は紹介したいと思う。

 

尚、今回の内容は間違いなく一線を超えてしまっているため、絶対に真似をしないよう頼む。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なかずみ歓迎オフ

甲乙戦の数時間前。

18時。

この日、我はあちゃぴ、アベシヤマ一世、ふじあむ、のる、Mシャドウズの6名で東京の西、町田にいた。

我が軍では小規模オフはちょこちょこやったりするが、この日は若干意味合いが違った。

 

我が軍の中でも熱狂的支持者が多い、なかずみが凱旋する日だったのだ。

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通称「済王」「ズミラウヘル」とも呼ばれる彼について簡単に説明する。

 

彼が入ってきたのは、彼が我のブログを見たのが切っ掛けであった。

なかずみは正直、戦闘力、ログイン率はそこまで高くない。

要塞戦も当日にならないと参加できるかどうかすら分からない。

では何故彼が我が軍に所属し、更には支持者が多いのか。

それは偏に、「リネレボを楽しもう」という姿勢が凄いからである。

 

我は自分で「世界一リネレボを楽しんでいる」という自信を持っているのだが、正直このなかずみにはたまに楽しみ負けていると感じてしまうくらい

はっきり言おう、我は尊敬の念すら感じている。

 

そしてリネレボを楽しむ反面、彼は何よりも自分の家族を大事にしている。

だから皆がログインする20時~0時にはINはするもののほとんどコミュニケーションができない。

家族にはゲームのゲの字すら伝えていない。

オフ会なんて以ての外なのだ。

 

だが、この日の夜20時から23時の間だけ、町田に用事があり、抜け出せるという話を聞きつけたのだ。

こんな機会は恐らく二度とないだろう、ということで、我が軍のいつものメンバーで町田でお出迎えしようという話になったのだ。

 

我らは親衛隊・新鋭隊の要塞戦のため、町田のカラオケでスタンバイしていたのだが、そこになかずみが登場、とにかくぶっ飛んだ奴であった。

なかずみ自体もオフ会というものが初めてだったらしく、カラオケルームに入った瞬間からフルスロットルで飛ばす飛ばす。

多分最初の3分で腹がちぎれるかと思うくらい笑った。

たった3分、初めて会う者と3分でここまで打ち解けられることなんてあるのだろうか。

 

なかずみが楽しんでいる姿を目の前で見るだけで、我も楽しくなる。

ああ、楽しさってこうやって伝わるんだなと、本気で感心していた。

 

ちなみに当の本人曰く、

「楽し過ぎてキレそう」

という錯乱状態に陥るくらいテンションが上がったとのことだ。

 

ストリートリネラーの性

カラオケで大盛り上がりの我、あちゃ、ふじあむ、アベシ、Mシャドウズ、のる、なかずみ。

歌う暇なんてない、ずっと喋りっぱなしであった。

しかし、忘れてはいけないことがあった。

 

甲乙の要塞戦である。

 

よく血盟の崩壊パターンとして、「オフ会組」と「非オフ会組」の温度差による歪が原因というのがある。

オフ会組はそりゃ楽しいだろう、だがオフに来ていない者たちは状況が把握できず、苛々が積もることがしばしば。

我はこれに細心の注意を払っている。

故に、要塞戦はきっちりやらなければならないと考えていた。

 

我は乙軍の皆とディスコードで連携を取り始めた。

まずはPTと戦術の調整だ。

だが、ここで思わぬアクシデントに見舞われる。

 

VCである。

 

簡単にカラオケの状況をまとめる。

 

■甲軍

・あちゃぴ

・アベシヤマ一世

・ふじあむ

・のる

・Mシャドウズ

 

■乙軍

・ケンラウヘル

・なかずみ

 

こうなるとどういう事が起きるか。

 

VCが甲軍の会話を拾ってしまうのだ。

 

なかずみは指揮をせぬが、我は指揮を執る。

だが我の声を拾うということは、甲軍の輩の会話も拾ってしまう。

こうなると要塞戦どころではなくなってしまう。

身内だけの要塞戦ではあったが、こういうところはしっかりとやらなくてはならない。

 

最終的に、我が外に出て要塞戦をすることになった。

なかずみは折角来てくれた云わばゲストだ、ゲストには楽しんで貰わねばならぬ。

まさかオフ会でもストリートリネラーになるとは予想外であったが、我としては苦渋の選択であった。

 

カラオケルームを出る我、これで何とかなるだろうとVCを再開する。

しかし、町田はかなり交通量が多かった。

VCではどうしても車やバイクの音を拾ってしまう。

救急車なんて通ったものなら我の指揮なんて掻き消されてしまう。

 

ケンラウヘル「ちょっと裏通りに行ってみた、どうだ、うるさいか?」

 

「まだ全然音聞こえますね」

「もっと静かな所じゃないとまずいかも」

 

ディスコードの音量設定をしっかりいじるものの、あまりにも拾う音を限定してしまうと我の声をシャットアウトしてしまうという、本末転倒な結果になってしまう。

 

PT編成などの指示をしながら、町田の人混みの中、iPadを持って必死に聖域を探す。

 

我は基本的に要塞戦は車の中でプレイしている。

最高の環境だからだ。

せめて車で来れば良かったと後悔する。

ストリートリネラーの弱点としては、未知の環境での戦いに滅法弱いということだろうか。

いつもの家の近くの公園であれば静かにプレイできるのに、繁華街でのストリートリネは困難を極めた。

 

要塞戦開始まであと5分。

何とかしなければならないという焦りからか、小走りで町田の繁華街を走る。

静かな場所、たった30分、30分でいいから静かで喋っても大丈夫な場所を。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふと交差点向かいにある看板が目に入る。

その瞬間、我の背中に電撃が走った。

 

あそこなら…あそこなら静かで問題ないのではないだろうか。

いや、しかし、どう考えてもそこでやるのは色々とまずくないか。

確実に一線を超えることになる。

だがここでグダグダして要塞戦の指揮に影響が出た場合、皆の士気にも影響が大きく出てしまうのではないだろうか。

最優先事項は乙軍だ、この土曜日を皆どれだけ待ちわびているのか。

我には選択の余地はなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ケンラウヘル「見つけた、我はとうとう見つけたぞ、ストリートリネラーの最終到達点を」

 

「え?どこでやるの?大丈夫?」

 

ケンラウヘル「もう時間がない、ここをキャンプ地とする」

 

「どこ?」

 

ケンラウヘル「車の音が遮断され、声もある程度出せる、だが危険が伴う場所だ。これはもうストリートリネラーの枠をはみ出す、というか、一線を超える事になる。だが今日は大切な甲乙戦、我はここをキャンプ地とする」

 

「え、どこっすかそれ?」

 

ケンラウヘル「今からディスコードに写真を送る。皆、もし我が途中で落ちたら申し訳ない」

 

「危険な場所なんですか?」

 

ケンラウヘル「静かではあるが、かなり危険だ。どこよりも安全だが、どこよりも危険と言っても過言ではない。しかも今、中を見たら、ご丁寧に個室まであった

 

「個室?」

 

ケンラウヘル「ああそうだ。個室だ。間違いなく、個室だ」

 

「写真はよ!写真はよ!」

 

ケンラウヘル「皆に言っておく、これは褒められたことではないし、絶対に真似してはいけない。そして今日から我はストリートリネラーを卒業する」

 

「どういうこと・・・?」

 

ケンラウヘル「今写真を送った。我はこの場から指揮を執る」

 

「・・・これは・・・」

「本気か?」

「盟主、これはまさか・・・」

 

ケンラウヘル「繰り返す、我は今日、ストリートリネラーを卒業する。今後は我の事を」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ケンラウヘル「エクストリームリネラーと呼んでくれ

 

続く。

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