指がイップスになって本来であればもっと早く出すべきだったのだが、お仕事を貰った故これから書かせてもらう。
今回はちょっと紹介したいクッションがあったので紹介のために執筆させてもらう。
その名も
EVOSSクッション。
■リモートワークにおいて
リモートワークが主流になり早2ヶ月が経とうとしている昨今。
緊急事態宣言も徐々に解除されて始めているが、多数の人がリモートワークの継続を望むと答えている。
※グラフ:SankeiBiz(https://www.sankeibiz.jp/macro/photos/200524/mca2005241853003-p1.htm)
※出典:日本生産性本部
ただし、リモートワークによる悪影響も出てきている。
それは偏に生産性だ。
次のグラフを見て欲しい。
リモートワークを継続したいという人が62.7%に対し、生産性が下がったと思っている人は66.2%という結果になっている。
在宅では自分の好きなように時間を使えるし、上司の目を気にせずとも伸び伸びできる反面、サボろうとするといくらでもサボれてしまうことが原因だ。
サボるのはただの個人の問題であると片付けるのは簡単かもしれない。
だがどうしてもそれだけの所為ではないと考えている。
リモートワークで何が変わったのか。
それは兎にも角にも「椅子に座っている時間の長さ」だ。
会社であれば外回りに行ったり昼食に出たり、何なら出勤・退勤時にも体を動かすことができる。
だが昨今ではそれもまともに行えない。
家の中で身体を動かすという健康志向の人もいるだろうが、全員ができるかと言うとそうではない。
では長いこと椅子に座っているとどうなるか。
腰回りが痛くなってくるはずだ。
特に椅子と面している臀部の筋肉は本当に辛くなってくる。
長いこと自転車を漕いでいるとサドルに当たる臀部が非常に痛くなってくるのは誰しもが経験したことがあるだろう。
それが結果として集中力を下げることにつながる。
椅子に長いこと座っていて身体が痛いからちょっと横にでも…という経験、もしくは思った人は間違いなく多いはず。
つまり
座っている際の背中・腰・臀部周りの疲れから集中力が削げ、生産性が減るということが考えられる。
逆にいうと、長時間座っていても疲れない=リモートワークでも生産が下がらない。
こんな時代に合ったクッションを紹介したい。
■EVOSSクッションとの出会い
とある知人からの話で「ゲーマーにぴったりのクッションがあって、使ってみて良かったらレビューしてよ」という話を受けた。
ゲーマー御用達のゲーミングチェアがあるため、我としてはそれだけで事足りると思っていたのと、そもそもクッションというのは椅子がある以上あまり使ったことがない。
使ったことはあるが、簡単に言うと、
・最初は柔らかくていいのだが、結局中の綿がだんだんと偏って臀部が痛くなる
・エアクッションだと沈んでも結局中の空気が圧縮されて硬くなって(以下略
となる。
なのでわざわざクッションを導入するつもりはなかったのだが、クラウドファウンディングで資金を集めて開発しているという話に興味を抱き、了承した。
ちなみにその了承も何となくだったので、クッション自体は調べることもなく、家にEVOSSクッションが送られてきたのであった。
■開封
でかい。
どうやらサイズは以下の通り
★Small Size (mm) : 450W x 410L x 60H
★Large Size (mm) : 460W x 410L x 80H
この2種類のようだが、空気を入れることを考えると厚みは普通のクッションよりもかなり厚めと言えよう。
内容物は
本体(エアーを入れるゴム製のクッション)
カバー
空気入れ
修繕用のゴムパッチ
説明書
といった具合だ。
海洋生物を思わせるデザインのこのゴム製のクッション。
72個のイボイボがついており、これに空気を入れるといった感じだ。
ちなみにこのゴム並びにカバーは水洗い可能とのこと。
このイボイボの多さと1個1個についている「米」のようなマークが圧力を分散してくれるらしい。
■使用準備
このクッションについているキャップから空気を入れる。
ちなみに膨らませ過ぎると効果が半減するらしく、クッションに乗っかって臀部と椅子の間が2cmくらい浮くくらいの硬さがちょうどいいらしい。
最初物凄い空気を入れるが難しいと感じたのだが、実際は
この透明なチューブと一緒にやらないとダメなようだ。
すんなり空気を入れることができた。
空気を入れ終わったらキャップを閉めれば空気は漏れないようになっている。
説明書をちゃんと読んでおけば良かった。
ちなみに説明書には日本語で説明されている部分もあって安心。
■使用レビュー
自室で使っているゲーミングチェアの上に置いて早速使ってみた。
まずびっくりしたのが、今までにない感触の柔らかさとふわふわ感。
圧力がクッションに触れている全面積に分散されて雲の上のような感覚。
エアベッドやウォータークッションともまた違う、何ともいい具合のクッション。
何ならちょっと浮いてるんじゃないかと思うくらいだ。
とにかく座っているだけで気持ち良い。
人工工学などの話は公式サイトでも書いてあるので是非れは読んでもらいたい。
https://www.youtube.com/watch?v=a2-CaNVYOio&feature=youtu.be
■長時間座ってみた
ということで、実際に長時間座ってみた。
ゲームをしながら一歩も動かず座り続けること6時間。
全くもって痛くない。
柔らかすぎず硬すぎず、圧力が見事に分散されているのを感じる。
ゲームをしながらでも配信しながらでも、座り疲れというのが嘘のようにない。
ちょっと動画にしてみたので柔らかさを見てもらいたい。
一つ一つのイボイボの柔らかさは非常に柔らかい。
ただこれが集まった「面」で考えると、
圧力が全体的にかかって全く沈まない。
圧力が均等に分担されている。
この柔らかさ、圧力の分散を全く感じない。
ちなみに推奨はされないが、
平気でMacBook Proを落としても何らダメージはない。
※全く推奨されない行為なので注意・・・!
そして一番驚いたのはその通気性。
つまり、クッションに座り続けてもそんなに熱を帯びないのだ。
座り続けると段々と暑くなってきて鬱陶しい、それがほぼない。
これで長時間座り続けて行う作業もかなりの負担軽減になることがわかった。
また、枕にしても沈んで支えられるというよりも頭と首が軽くなるという表現がぴったりな、非常に高性能のクッションであることを実感できた。
■メリットとデメリット
ではメリットとデメリットを挙げてみる。
メリット
・圧力が分散されて座っている疲れが相当分散され、長時間でも座っていられる。
・通気性が良くて熱を逃すため、クッションが暑くなって鬱陶しいという現象が起き辛い。
デメリット
・サイズが大きく、携帯するには不向き。
・厚みがかなりあるため、机と椅子の高さによっては使い辛さが出てしまう可能性がある。
こんな感じだろうか。
■まとめ
正直、クッションというものを舐めていた。
ここまで座っているのが楽になるとは思わなかったからだ。
ただし、通常のクッションと比較すると高い部類に入るだろう。
だが、高価な椅子を買わずとも、自宅やオフィスの椅子が長時間座っても疲れない椅子に変化すると考えれば良い買い物かもしれない。
問題は耐久性というところだが、これについては1年間の保証期間があるので安心感もある。
ぜひ機会があれば試してもらいたい。
以上。