反王だもの。

MMOを中心としたゲーマー、反王ケンラウヘルの手記。

ファンミーティングとレポート(後編)

 

総員、我が名はケンラウヘル。すなわち反王である。

 

では前回の続きを。

 

本当は攻城戦が開始される前に書きたかったのだが…如何せん時間が取れなく。

 

かなり熱い攻城戦であったが、それはオフラインイベントという特殊な環境であったからこそ。

あの場は大盛り上がりしたが、我なりに冷静になってオフラインイベントの攻城戦を分析してみようと思う。

 

攻城戦の考察

あくまで個人的意見のため参考までに。

 

■「戦術での熱さ」はあまり期待できない

 

いきなり「熱かった」「楽しかった」と書いておいてそれかよ、というツッコミを入れられるかもしれない。

今回のように、完全に「4つの血盟が1つも同盟になっていない」「四つ巴」の状態であればそれは非常に面白いと思う。

今週から実装される攻城戦もそのような状態であれば間違いなく熱くなれる。

だが、実際は同盟しかり、連合や徒党を組んで「確実に勝ちに行く」というスタイルがほとんどを占めるだろう。

もしくは4つの血盟のうち、2血盟・2血盟で別れるのも面白いかもしれない。

攻守のバランスや門破壊のタイミング等、「戦術面」での熱さが期待できる。

 

しかしながら、例えば1血盟対3血盟になった場合はどうだろうか。

正直言ってよっぽどの事がない限りは厳しいというのが我の見解だ。

もう言われている事ではあるが、正直攻城戦は「入札ゲーム」に等しいと思われる。

実際にアジアサーバーや韓国などはそのような状態になっていると聞く。

 

そういった「戦術面」ではなく、同盟や連合、そして連携などの「戦略面」が重視されるのがこのコンテンツなのではないだろうか。

例え四つ巴に表向きなったとしても、後々「あいつら談合してやがった」などという妄想などによる遺恨が残ると予想する。

 

ただし、やはり大人数で一つの事を成し遂げるというのは非常に強い団結やモチベーションをもたらす故、参加しないという選択肢はない、とだけ伝えておく。

 

■拠点の硬さ

 

本来であれば、イベント的にも「拠点攻撃」をやるべきであったのだが、とにかく勝利を優先したため、どれくらいの攻撃で拠点が破壊できるのか、という事は他国の攻城戦動画を見て参考にするしかない。

 

今回は運営の用意したキャラクターであり、全員の戦闘力が大体11万~14万程度。

その状態で一人で折ることは確かに不可能に近かったが、200万を超えたアタッカーの攻撃にどれくらい耐えられるのかは情報不足。

今回のイベントでは攻撃に極振りしたが、そう上手くいかないため、そこらへんの戦術はしっかりと練った方がよさそうだ。

 

■攻城戦は大規模なバトロワに近い

 

これは四つ巴の前提。

バトロワと違うのはリスポン、復帰が出来る事。

ただし、攻城側は聖物とリスポン地点が離れているため、そこらへんの案配が非常に難しい。

バトロワは皆知っての通り、「いかに敵同士を戦わせて漁夫の利を得るか」が鍵になってくる。

ファンミーティングでの戦術もそのような形を取った。

とにかくポイントとしては聖物周りでの立ち回り、といった所か。

 

フレヤサーバーでも第一回の攻城戦が終了した。

戦闘力アップのバフというのも魅力ではあるが、我としては

このアバターが本当に羨ましい所だ。

※画像はリオナサーバー、MizuchinのTwitterから拝借。

 

ちょっと格好悪い、ダサいなんて意見もちらほらと見受けられるが、皆がこのゴールド聖闘士になっている様は想像しただけで燃える。

 

どうでもいい話だが、「せいんと」とPCで売って変換したら一発で「聖闘士」と変換できた事に今驚愕している我がいる。

 

開発者の話

さて、ファンミーティングのレポートといこう。

攻城戦の熱気が冷めやまぬ中、次は開発者やプロデューサーが今後のアップデートについて語る機会が設けられた。

何かTwitterやらDiscordではこの者たちをさも敵対視しているかのような扱いをしているが、我はそうは思わぬ。

細かい不満などは勿論あるかもしれぬが、総体的に見て、我としては純粋に「こんな素晴らしい体験を1年間させてくれてありがとう」といった気持ちだ。

内容については色々な記事になっている故割愛させてもらうが、我が一点だけ気になった所。

 

だが1点だけ。

1点だけとても気になる箇所が。

 

それは開発のイ・インギュが話していた時の事だ。

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自分でもリネレボをプレイしていて、「260レベルまでの経験値貯めはきつかった、今後色々改善する」など、かなりプレイヤーよりの話をしてくれていた。

彼は韓国語だった故、後ろに通訳がいる。

我も当然韓国語は分からない。

何の質問だったか記憶が曖昧なのだが、ある質問に対してイが韓国語で答えている。

そして翻訳を待っていたのだが…

 

何やら翻訳者、1分弱程、イと色々と相談やらをし始める。

マイクには拾えない声で内緒話のように。

 

そして1分後、改めてイが韓国語で話すと、それを流暢に通訳し始める後ろのスタッフ。

 

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漂う黒幕臭。

勿論、こんな場で下手な話をするとは思ぬ故、イが通訳から修正を受ける前の言葉も変な話ではないと思うが、非常に気になる所。

誰か動画や翻訳が出来る者がいたら、是非解読を。

 

ファンミーティング最大の盛り上がり

攻城戦も大いに盛り上がったものの、何といってもこのファンミーティングで一番会場が盛り上がった、否、観客全員が一致団結したのは

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最後の最後に行われたラッキーチャンスである。

 

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ラッキーチャンスを簡単に説明すると、

・安全強化システムの先行体験のようなもの

・+18まで強化された武器を、壇上にて「安全強化で5回以内に+20にする」という挑戦

・壇上のMC3名がそれぞれ行う

・成功するとファンミーティング来場者に1000赤ダイヤをプレゼント

・つまり、3名成功すると3000赤ダイヤがプレゼントされる

といったもの。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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こんな絵に描いたような『楽しいポイント』を逃がす我ではない。

 

今までは壇上で楽しそうにしていたMC3名だが、突如会場全員から期待の眼差しという名のプレッシャーをかけられ、顔に若干強張りが見える。

 

最高のショーだ。

 

強化は運だ、故にもし失敗しても彼らは悪いわけではない。

当然だ。

会場の皆はそれを理解している。

だがその上で皆からの「失敗してみろよMC達」感、圧、期待が渦巻く会場。

 

最初はMCの百花繚乱からだ。

 

百花繚乱「ま、任せてください!では行きます!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ポチッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドォーン(失敗)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おいテメーなめてんのか!」

「ふざけんなおい!」

「しっかりしろよ!」

「おいおい何だそりゃ!」

「口だけかこのやろー!」

 

という、とんでもない数の罵声とブーイングが百花繚乱に浴びせられる。

当然我もそれに便乗して最前列でブーイングを飛ばす。

こういう時は思いっきり罵声を浴びさせるのが礼儀というものだ。

 

「そのピンクの髪は何の意味があるんだ!黒に染めて来い!」

 

と我が叫んだ所で、周りにいたスタッフが思わず噴き出したのが印象的であった。

 

プレッシャーに泣きそうになっているMC3名、鳴りやまぬ罵声。

しかし、罵声を浴びせている側は全員笑顔だ。

 

2回目か3回目か、百花繚乱のチャレンジは続く。

 

百花繚乱「み、皆さん!祈ってください!いきます!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ポチッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

テッテレー(成功)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よくやった!」

「いいぞ百花繚乱!」

「お前だったらやると信じていたぞ!」

「かっこいい!」

「ピンク髪似合ってるぞ!」

 

打ち合わせをしていたかの如く、どっと盛り上がるギャラリー。

お約束の分かりやすい観客の手の平返し。

それがもう面白くて面白くて、腹を抱えて笑ってしまった。

 

これはプロレスなのだ。

彼等は悪くないのは全員理解している。

だが押しているのが彼等故、当然の如く、その的になる。

そしてそのプレッシャーに押し潰されそうになるMCのリアクション。

笑いと怒りと悲しみと喜びが一致団結して入り乱れる会場。

 

これがエンターテインメントだと思う。

喜怒哀楽の針が激しく揺れ動く様、一致団結の爽快感や熱気があってこその楽しさ。

オフラインイベントの魅力というのはこれに尽きる。

 

結果としては、百花繚乱、そしてOooDaは無事に5回以内に+20にして成功した。

既に2000赤ダイヤが乗る事は約束された。

そして最後に残されたのは、

 

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この男である。

 

百花繚乱、OooDaとは明らかに違うこの存在感。

そして前二名が成功しているプレッシャー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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最高のシチュエーションだ。

 

むしろ会場も「S嶋の失敗待ち」であったと言っても過言ではない。

 

S嶋「こ、こんなのはですね、簡単ですよ!」

 

と強気に出るS嶋。

やはりエンターテインメントをよく理解している。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ポチッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドーーン(失敗)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「S嶋ァァァァ!!!!!」

「S嶋ァァァァ!!!!!」

「S嶋ァァァァ!!!!!」

「S嶋ァァァァ!!!!!」

「S嶋ァァァァ!!!!!」

 

溜めていた力が一気に会場から解放される瞬間。

 

しかし流石のS嶋だ。

 

S嶋「ま、まだありますから!4回あれば余裕ですよ余裕!」

 

まだまだ彼のプロレスは続く。

 

 

 

 

 

もう熱気で分からなかったが、最終的には4回やって1回の成功。

9回裏ツーアウト満塁フルカウントといった瀬戸際に立たされるS嶋。

 

「S嶋頼むよ!」

「信じてるぞー!」

 

という期待を込めた怒号、そしてS嶋コールが響き渡る。

先程まで強気に出ていたS嶋を見てみると、

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生まれたての小鹿のようにプルプルしていた。

 

S嶋「もう嫌だあああああああ!!!!!」

 

という彼の弱気発言にドッと笑いが起きるが、観客の目は若干笑っていなかった。

頼むぞS嶋という思念がビンビンと伝わってくる。

それがどんどんS嶋を追い込んでいく。

プルプルが止まらないS嶋。

 

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今の彼ならモンスターボール一投で捕獲できる自信がある。

 

そして運命の5回目。

 

S嶋「うおおおおおおお!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ポチッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドーーン(失敗)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「金返せS嶋ァァ!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

という事で最終的には泣きの3回追加も全て失敗し、挙句の果てに

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「成功したことにして欲しい」というまさかの土下座からの

 

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この笑顔である。

 

こうして、今日の最高の盛り上がりを見せたラッキーチャンス、そしてファンミーティングは幕を閉じたのである。

 

最高のショーを見せてくれた百花繚乱、OooDa、イ、そして最後の最後でちゃんと落としてくれたS嶋に感謝を。

 

総括

今回のファンミーティングは本当に面白かった。

11月のファンミーティングにも参加したのだが、それよりも参加型のコンテンツが多く、ただ見ているだけではない経験ができたのが大きい。

また何より一番凄いと思ったのは、サーバー間を超えた交流ができたことだ。

これはPCのMMO時代、すなわちSNSなどがなかった時代にはありえなかったことだ。

色んな人から声をかけられた。

結果としては、100枚近く反王新鋭隊ステッカーを配布したのではなかろうか。

 

顔バレが嫌だ、ちょっとそういうのは苦手という者も、こういったイベントに積極的に参加する事を薦める。

より一層、リネレボが楽しくなるはずだ。

 

公式でやるのは数千万単位で金がかかることだろう。

我としてはこういった機会というのは増やすべきだと考える。

今度、我としては是非「バトロワプライベートマッチトーナメント」などのイベントを開いてみようかと思う。

 

では長くなったがこれにて。

 

以上。

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