反王だもの。

MMOを中心としたゲーマー、反王ケンラウヘルの手記。

反王親衛隊とはじめての狂信者(後編)

 

総員、我が名はケンラウヘル。すなわち反王である。

 

本手記は前回の続き、反王過激派筆頭のユウスケ2にまつわるエピソード。

 


狂信者の日常

鮮烈な反王デビューを飾ったユウスケ2。

そのセンセーショナルな存在の噂は、反王軍の話題をかっさらっていくのに一夜としてかからなかった。

入ってきて早々真っ赤になった彼、リアルタイムで見聞きしていなかった者たちにも当然その存在は知らされていた。

 

しかし、当の本人は非常に寡黙なキャラである。

過去、我はコミュニケーションを取れない人間を切ろうとしたことがある。

今までもそうしてきた。

「気軽にやりたい」「人との関わりなんて面倒だ」「でもリネレボは楽しみたい」という者も多いことだろう。

モバイルでのゲームなんてそういった者の方が多いのではなかろうか。

だが我としてはしっかりこのリネレボやっていきたいという思いがあり、コミュニケーションが取れぬ者は容赦なく切ってきた。

 

ただ、ユウスケについては逆にコミュニケーションを取ると何をしでかすか分からないという新しいパターンの存在であり、その対応は我の頭を悩ませた。

決して悪い奴ではなく、そしてリネレボに対しても熱い。

そしてコミュニケーションが取れぬわけでもないが寡黙、チャットもほぼないと言っても過言ではない。

我が軍でうまくやっていけるのか、いや、楽しめるのだろうか。

仲間が増えて嬉しい反面、悩みの種が一つ増えたような、そんな気分であった。

 

そんな我の心配を他所に、我が軍はユウスケの話題で持ち切りだ。

そして恒例の、妄想という名の大喜利に発展していく。

 

■ユウスケ2都市伝説①

 

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名前が赤いのは「返り血」。

 

ユウスケの場合、名前が赤いのはカオティック値とかではなく、返り血だから良心の呵責なんてないという論が浮上。

 

異論なし。

 

■ユウスケ2都市伝説②

 

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敵の血盟アジトを爆破してきた(物理)

 

前回の手記でMシャドウズを殺した者が所属している血盟の情報が手に入りにくいのは、目立たないからではなく、既に事後処理済だったからという論。

 

■ユウスケ2都市伝説③

 

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実は凄腕の殺し屋。

 

寡黙さといい躊躇のなさといい、今現在ではすっかりユウスケのキャライメージはゴルゴで定着している我が軍。

 

■ユウスケ2都市伝説④

 

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ユウスケ1がいる。

 

偽名パスポート(名前変更券)を使って密かに我々を監視し続けているのではないか。

既にこの時点で狂信者キャラから暗殺者キャラに変貌しているといっても過言ではない。

 

■ユウスケ2都市伝説⑤

 

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既にユウスケシリーズは完成しつつある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

相変わらずの脱線具合である。

 

とまぁ、皆がワイワイ騒いでいる最中も、ユウスケは黙々とリネレボを続けていたのである。

 

12月の悲劇

ユウスケが我が軍に入ってきてからすぐの事だ。

待ちに待った念願の2017年クリスマスイベントが発表された。

 

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初めてのクリスマスイベントという事もあり、イベントは盛りだくさんであった。

色々と意見はあったが、我が軍での目玉は何といっても「ルドルフ」である。

 

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我が軍には今でも無課金、微課金勢というのは多くいる。

このルドルフはイベントさえクリアすれば「URのペット」が手に入るという、大チャンスであった。

ハロウィンの際に販売された「魔法のほうき」が課金アイテムだったということもあり、このルドルフもどうせ課金だろうと思われていたが、まさかのURまでイベントをこなせば手に入るという、無・微課金にとっては非常にありがたいイベントであった。

これだけは血盟総出で手に入れなくてはいけない。

 

ケンラウヘル「ルドルフはイベントで手に入る貴重なURペット、皆必ず手に入れるよう」

 

Discordでオーダーを飛ばす。

あとはサンタマラックスがどれくらい強いのか等をイメージしながら、アップデート前のメンテナンスに突入したのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メンテナンス明け、遅延したかしてなかったか、この時の記憶は正直定かではない。

だが事前にWifiのある場所で待機し、メンテナンスが終わるのをワクワクしながら待っていた記憶だけは鮮明に残っている。

 

大型アップデートの際はクライアント自体をアップデートせねばならぬため、iOSならばAppStore、AndroidであればGoogleストアからクライアントごとダウンロードし直す必要がある。

メンテナンス明けにWifiは既に我のルーチンとして組み込まれている。

 

メンテナンス中は我が軍はいつもDiscordでダベったりしている。

 

「お、ダウンロードだけ始まった!」

「今日のメンテナンスは遅延何時間だろうなー」

「Wifiないからダウンロードできないー!むきー!」

 

などなど。

血盟チャットがなくてもDiscordは大盛り上がりを見せている。

 

確かちょうどモンスターストライクコラボの話もあり、待っている間モンスターストライクをやってみたものの、我にはあまり合わなかったのを覚えている。

スマホの操作をうまく利用して手軽に遊べるゲーム。

パズドラ然り、モンスト然り。

確かにゲームとしては楽しいのだが、ではこれが我の求めるオンラインゲームかと言われたらそうではないと答えるだろう。

リネレボに出会う前はそこまで携帯ゲームに興味を持てなかった。

やってはいたものの、「スマホでこんなのができるのか」というくらいの感想だけしか持てなかった。

他ゲームをやってみて「やっぱり我にはリネレボが性に合っている」とメンテナンスのたびに理解させられる。

 

「あ!入れる入れる!皆ログインできるよー」

 

という血盟員の声に応じてログインを試す。

メンテナンスの後はいつも混沌が待ち受ける。

何だこのアイテムは?

新しいボスがボス一覧の所から飛べるようになってる!

とりあえずサンタマラックス倒しに行く人募集@4

 

などなど。

こういった具合でワイワイしている最中、ユウスケからDiscordで連絡が来る。

 

ユウスケ2「主殿、申し訳ありません」

 

ワイワイしている中に重苦しいチャットが現れる。

嫌な予感は的中した。

 

ユウスケ2「アカウント連動をしておらず、ログインができなくなってしまいました」

 

波乱のクリスマスイベントが幕を開けた。

 

血盟への影響

ユウスケ2がアカウント連動に失敗したという話を受けてざわつく血盟員たち。

「もう一度アンインスコしてみたらどうか?」

「運営に問い合わせてみよう」

「課金しているのであれば大丈夫だよ」

総出で色々と調査する血盟員、Twitterやら掲示板やらからどういった感じで復旧が出来たのかを手探りで探してはDiscordに貼っていった。

 

ユウスケ2「皆さん、ご迷惑をおかけして申し訳ございません」

 

謝るユウスケ、それをフォローする血盟員たち。

 

普通だったら同情の念を持つのが普通だろう。

しかし、本音を言うと我は違った。

苛つき。

これがその時の我が一番最初に覚えた正直な感情である。

 

昔、リネージュ1において不具合が発生したことがある。

「特定の条件を満たすと1つしか手に入らないアイテムが複数個手に入る」というものだ。

例え運営側が出した不具合とはいえ、故意の不具合を利用して利益を得ようとするのは好ましい事とは言えぬ。

その不具合を見つけた仲間はワイワイとその不具合を利用し続ける。

「神イベントきたwwwww」

「皆やってるから大丈夫大丈夫wwww」

そういう感じで軽く祭りになった。

我はそれは良くないと制止した。

何故なら『利用規約に反しており、且つフェアーじゃないから』という理由だ。

当時の仲間は「皆やってるし大丈夫だから」「これ不具合出した方が悪いに決まってんじゃん」という理由から、我の制止を振り切ってやり続けた。

結果どうなったか。

ある者は数日間のアカウント停止、そしてある者はあまりに悪質と判断され、アカウントを永久凍結されてしまった。

リネージュ1は当時月額制のMMOだ。

実際の運営は知らぬが、やはりアカウント凍結するにも、昨今のゲームでは「このアカウントはどれくらい課金しているのか」などの考慮はされているのかもしれない。

だが月額課金では皆ほぼ横ばい、強いて言うならば「ログイン時間」などが考慮される情報としてあるかくらいだ。

当時はSNSなんかなかった時だ、血盟員とのやり取りもメールだ。

メーリングリストから「俺アカBAN喰らったんだけどまじありえねー」「馬鹿じゃねぇの死ねよ運営」「てめーらが出した不具合で追放とかまじクソ、萎えたわ、二度とやらねぇ、じゃあね」など、言い分はわからんではないものの、自分の事を棚に上げて流れてくるメールには控えめに言って反吐が出た。

昨日まで楽しくやっていた仲間が消えていく、自暴自棄になって身勝手に暴言を吐く者たち、それを心配して落ち着かせようとする残った仲間。

思い出しただけでも、楽しんでゲームをしたいにも関わらず実にくだらん時間だった。

 

アカウント連動については故意とか不具合の利用とかではないから「自業自得」というのには無理があると思う。

むしろこれを未然に防げなかったのは我がしっかり告知していなかったからに他ならぬ。

我にも否があってしかるべしとは思う。

だが、一番申し訳ないと思ったのは血盟員たちに不安や心配をかけさせてしまう状態を作ってしまった事だ。

 

フォローしておくが、前者の例とユウスケが全く同一とは思っていない。

だが我が思う問題の本質、要は我の苛つきの原因は「仲間を巻き込んで残念・不快・悲しいという感情に陥れた事」だった。

 

まぁ何が言いたいかというとだ、血盟に所属している者が一人でもそういう状態に陥った時の周りへの影響というものを少しは考えて行動して欲しい、という事だ。

 

少し話が反れた、話を戻す。

 

こういうパターンは結構経験したことがある。

懸念点は以下。

 

・アカウント復旧できるまでの間にリネレボ熱が冷めて引退

・アカウント復旧時に手に入れる事ができなかった報酬などで萎えて引退

 

この上記2点に気を付けねばならない。

入って来たばかりとはいえ、ここまで話題を提供してくれた彼だ。

我は早急に方針をまとめた。

 

後者の方はとにもかくにも「ルドルフ」が大きなポイントであった。

これについてはMioxMioを中心とした者たちで数はなんとでもなるようだった。

事情を説明し、ユウスケのために残すよう手配は完了した。

 

前者についてが一番厄介だ。

ここは何とかクリアせねばならない。

とにかく毎日のようにDiscordで話し、12月はほぼ毎日が「反王トークショー」みたいな感じになった。

こうすることで、他血盟員たちも楽しむこともできて一石二鳥になるのだ。

 

あとはとにかく復旧の時期だ。

目標は年内になんとかしてもらう事。

問い合わせのコツとしては「お問い合わせフォームの人とのやり取りを少なくすること」に他ならない。

 

「アカウント消えたんでなんとかしてください」

「〇〇〇〇を教えてください」

「〇〇〇〇です」

「では〇〇〇〇を教えてください」

 

こんなやり取りをしていたら終わるものも終わらぬ。

我はユウスケに指示した。

課金情報から開始日、別キャラ、所属していた血盟、SS、何でも揃えて送るように伝えた。

 

「ユウスケさん、石集まったから復旧したらすぐやるよー」

「モンストコラボ、1日ダンジョン20周しなくちゃいけないから地獄だぜ・・・やらなくてよかったよwww」

「ユウスケが休んでいる間に抜くからな、戦闘力、ふっふっふ」

 

という感じで、本来であればネガティブになっている所だったのだが、いつの間にか日常というか、ユウスケの話が笑いに変わっていた。

 

ちなみに、この事件が切っ掛けで、我が軍では掟の中に「必ずアカウント連動しておくこと」という事項が追加されたのであった。

 

そうしてワイワイしている中、あれは12月末日のことか。

ユウスケからDiscordにて全員宛てに連絡が来る。

 

ユウスケ2「ご迷惑をおかけしました。復旧できました」

 

団結と協力

Discordはそれはもう大盛り上がりだ。

そして入ってきた瞬間に全員から拉致られるユウスケ。

 

「いいから早くやろう」

「やりながら説明するから」

「サンタマから出るボックス、とりあえず全部取っていいから行くよ」

 

こういう時の団結感は本当に見ていて気持ちが良い。

今まで寡黙であったユウスケも感謝の言葉を述べながら、むしろその感謝の言葉を遮るくらいの勢いで皆サンタマラックスの石を出し続ける。

 

URルドルフが貯まるまでに要した時間は我々の想像以上に早かった。

 

ユウスケ2「ありがとうございます。皆さん、本当に、本当に、ありがとうございます」

 

ユウスケは皆に礼を述べていた。

 

ユウスケ2「正直、アカウント連動失敗した時点で萎えて引退を考えていました。むしろ親衛隊でなければ引退だったと思います。でも、入れない中でも皆さんの楽しそうな話を聞いてたら楽しそうで楽しそうで。おかげで復帰した上にこれだけしてもらって、言葉がありません。このご恩は、必ず返します」

 

この頃から、ユウスケも(まだまだ寡黙ではあるものの)少しずつ皆と話すようになった。

相変わらずの狂信者っぷりは全くぶれないのだが、それでも皆と打ち解けているようで我も安心した。

 

物語としては非常に小さい話かもしれない、だがこういう物語の積み重ねがMMOの醍醐味。

例えばオフ会で会って「こんな事があったよな」「実は裏ではこんなことがあったんだ」など、そういった思い出話に花を咲かせられる、そういう魅力がある。

その後、2018年の頭に開いた「反王新年会」にてユウスケと会う事になったが、その時もアカウント連動失敗の話で皆が盛り上がったものだ。

 

こうして、アカウント連動失敗事件はユウスケの復帰と血盟員の協力によって終息したのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日の地雷

アカウント連動失敗という危機を乗り越えて更に団結力が強まった我が軍。

相変わらずユウスケは寡黙であり、且つ何か我の身にあるとその狂信者っぷりを発揮する日常であった。

 

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 『絶対不動の狂信者』

『反王ファースト』

 

これは揺るがない事実だったのだが、最近、一つの新事実が発覚したので書き記しておく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれは今年の6月くらいだったか。

リネレボは皆も知っての通り、オート狩りをしてくれるため、放置することが可能だ。

血盟ダンジョンも終わり、皆放置しながらディスコードで喋っていた。

話題はその時偶然にやっていた金曜ロードショーで持ち切りであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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魔女の宅急便である。

 

この作品はジブリの中で好きな作品トップ3に入る。

ちなみに1位は断トツで

 

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もののけ姫だ。

もののけ姫は映画館で3回見た程好きだった。

何なら我は自分のペットのルドルフを「ヤックル」と呼んでいるくらい好きだ。

 

魔女の宅急便は映画館でやっているというよりも、ロードショーでやっているというイメージの方が強い。

 

しかし、音楽でいったら魔女の宅急便がジブリの中で群を抜いて一番好きだ。

サントラは勿論だが、BGMに歌を付けたバージョンのCDアルバムも持っているくらいだ。

 

「やっぱりジブリは神だな」

「ジジみたいな猫が欲しいー」

 

みたいな感じで和気あいあいと皆で感想を言いながら、ほのぼのしていた時の話だ。

 

魔女の宅急便を知らない者のために簡単にあらすじを話すと、魔女の修行のために街へ行った少女キキが、箒で空を飛べる事から「宅急便」として働きながら様々な人と出会って成長していく物語だ。

 

魔女の宅急便も中盤。

お婆さんから孫のためにニシンのパイを焼き、それを孫に運んでいってくれというシーン。

まぁ簡単に言うとだ。

お婆さんが孫のためを思って丹精込めて作ったニシンのパイ、キキもその気持ちを汲み取りウキウキで運ぶが、実はその孫が「私、このパイ嫌いなんだよね」と言い放つシーンがある。

 

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魔女の宅急便唯一の胸糞シーンである。

 

ニシンのパイをキキと一緒に焼き上げるお婆さん。

孫の喜ぶ顔を見たいという純粋な願いにキキも一生懸命に手伝う。

我が軍ではこんな会話になっていた。

 

「まぁ孫のためにニシンのパイってあれだよね、微妙な所だよね」

「好き嫌い別れるよな」

「孫娘のプレゼントにこれはないわ」

 

みたいな流れだったと思う。

ちなみに我はその時作業をしながらVCの聞き専だった覚えがある。

完全に聞き流していた。

 

しかし、そのほんわかトークをぶち壊す者が突如現れたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ユウスケ2「ニシンの…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ユウスケ2「ニシンのパイを馬鹿にする奴は絶対に許さない!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

普段あまりしゃべらないユウスケの突然の乱入。

しかも結構なマジトーン。

 

和やかな雰囲気は一瞬にして打ち砕かれた。

あまりにも静寂に包まれたVCに我は思わず作業を止めてVCに入った。

 

ケンラウヘル「どうしたどうした、何だなんだ」

 

ユウスケ2「ニシンのパイを馬鹿にする奴がいたのです」

 

ケンラウヘル「あれだろ?魔女の宅急便のやつだよな?」

 

ユウスケ2「そうです」

 

ケンラウヘル「そこか?そこにキレてるn

 

ユウスケ2「主殿はお婆さんの気持ちが分からんのですか!!どんな気持ちでお婆さんがパイを焼いたか、どんな思いでお祝いに間に合わせようとしたのか、わからんのですか!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何故か激しく詰められる我。

突然のキレキャラに動揺を隠せぬ反王軍全員。

 

普段寡黙な奴がいきなりキレると質が悪いとはこの事。

怖過ぎて震えてくる。

 

そしてふとディスコードのVCに入っている者を確認する。

先程までは5~6人が話していたと思うのだが、気付くとマイクをオンにしていた者たちが次々とマイクをオフにし、聞き専へと移行。

敵前逃亡だ、我だけを残し、謀反を図ったのだ。

 

何故か我とユウスケのタイマン勝負になるという訳の分からない展開に。

 

ここは何とかなだめるしかない、とにかくこいつを落ち着かせないと誰もVCに戻れない。

我は説得を試みる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ケンラウヘル「いや、まぁあれはだな?全部が全部幸せじゃあないということなんだ、だからああいゆ描写をs

 

ユウスケ2「孫娘の肩を持つんですか!?あのバカ孫陣営なんですか!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここからは早口で捲し立てられたので、声に出せずにいた我の心の中の叫びを描写していく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ユウスケ2「こんな悲しい話があっていいんですか!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ユウスケ「私だったらまず先手で火を放ちます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ユウスケ2「ああそうだ、ニシンと一緒に焼いてやりましょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ユウスケ「そしてそれを宅急便でお婆さんに送って謝罪させます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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延々とエスカレートして誰もVCに入れない状況を打破するため、我が軍で思いついた方法。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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この画像をDiscordに皆で貼りまくり、彼の溜飲が落ち着いた所で終了したのであった。

 

 

 

 

 

ということで、我が軍には以下3つの事項が加わったのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ひとつ、アカウント連動の徹底。

 

ひとつ、政治と宗教と武器の色とニシンのパイの話の禁止。

 

そして最後のひとつ、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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『狂信者』『狂者』一文字違いだと認識すること。

 

 以上。 

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