反王だもの。

MMOを中心としたゲーマー、反王ケンラウヘルの手記。

反王親衛隊と要塞戦(対CROWS血盟)

 

総員、我が名はケンラウヘル。すなわち反王である。

 

前回のシルバイン戦の少し前。

我に1つの囁きが突如舞い込んだ。

 

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CROWS血盟代表のヤタガラスである。

 

CROWS血盟について補足させてもらう。

CROWS血盟とは、パアグリオサーバーからやってきた強豪血盟。

その血盟戦闘力は7700万。

我がサーバーでは血盟戦闘力1位の血盟である。

そして何より、過去のLRT出場血盟でもある。

我が軍が密かにいつか戦いたいと望んでいた血盟だ。

 

まさか相手サイドから連絡が来るとは思ってもいなかった。

我が軍はまだ甲乙共に運用が安定していない状況、すぐにでも戦いに行きたいという気持ちを抑え、しっかりと準備をさせて欲しいと打診する。

 

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こうして、シルバイン戦の次の週、6月2日に1位血盟との要塞戦が決定したのだった。

 

 

◼︎強豪故の悩み

 

CROWS戦が決まった後、CROWSの何名かから囁きが来た。

 

「要塞戦の挑戦を受けてくれてありがとう!」

「反王親衛隊とやりたかった!」

 

そんな声を多数もらった。

丁寧にCROWS血盟の歴史なんかも教えてくれたりする者もいた。

要約すると、

 

・パアグリオで最強の血盟であった事。

・LRT出場し2回戦出場、それ以外の要塞戦は無敗。

・フレヤサーバーでは1位故に避けられ、中々熱い要塞戦に出会う機会が乏しい事。

 

強豪の悩みというのは当事者にならないとわからないものだが、気持ちは少しはわかるつもりだ。

相手は熱い要塞戦を求めている。

そこに白羽の矢が立ったのが反王親衛隊というわけだ。

我が軍としてはいつか戦うべき相手だとは思っていたが、こうも早く戦う機会が来るとは思っていなかった。

CROWSのメンバーは我が軍は要塞戦を引き受けた事で活気付き、物凄いテンションが上がっているとのことであった。

しかし、沸き立っていたのは我が軍も同じ。

特に現反王親衛隊盟主のシゲルマツザキの高揚感といったら凄いものがあった。

 

シゲルマツザキ「ジャイアントキリングか、上等上等!」

 

Discordでのチャットからも荒い鼻息が漏れてくるような、そんな熱気に包まれている状態であった。

 

強豪、特にサーバー1位の血盟というのは避けられる傾向にある。

アップデートによりコアポーションの需要が増大した今なら尚更の話だ。

要塞戦にストライダーが実装された時が示すように、やはりコアポーションの確保、もしくは切れ端の確保など、ある程度保守的な立ち位置を維持したくなるもの。

強豪、それが1位であれば尚更避けるべき相手である。

しかしながら、そんな事よりもだ。

この新しい体制にした反王親衛隊・反王新鋭隊がどこまで通用するのか。

それを確かめるには絶好のチャンスでもある。

要塞戦全てが申し合わせが必要ではないと思うが、わざわざ我が軍に連絡をくれた彼らだ。

CROWS血盟の噂は聞けど、その噂はどれもいいものばかり。

勝っても負けても気持ちのいい要塞戦ができるという確信があった。

しかし、負けるつもりはさらさらない。

相手の熱い思いに応えるには、我が軍も万全で最強の体制で挑戦するべき、そう考えていた。

 

 

◼︎編成

 

我が軍の作戦会議は「ケンラウヘルがこの要塞戦に参加するか否か」から始まった。

我は現在反王新鋭隊、すなわち乙軍の盟主をしている状態だ。

乙軍では2回の要塞戦をこなしていたと言えども、当時点での血盟レベルは15。

最大血盟員数は40。

これでは最強の血盟に挑むに値せぬ。

やはり戦うとなるならば甲軍で挑む必要があった。

ただし、乙軍は発足から1ヶ月経っていない状況。

すなわち、脱退ペナルティを覚悟していかねばならぬ。

甲軍に行くのに24時間、そして乙軍に戻るのには更に48時間のペナルティを受ける。

しかし、そんなペナルティを容易に吹き消せる程、CROWS戦は魅力的であった。

 

ケンラウヘル「乙の皆、我はこの戦いに参加する。作ったばかりで乙軍を放るのは心苦しいが、我儘を通させてもらう」

 

我が軍に反対する者は皆無であった。

 

我は基本的に盟主を人に任せることはあまり好きではないが、ここは信頼できる反王新鋭隊の鬼札こと、なかずみに盟主を託した。

 

CROWS戦に伴い、甲乙軍の最終人事を決める。

対CROWS選抜と同時に、最終的な甲乙軍の形を作るのだ。

それをGoogle Driveで全員に共有し、CROWS戦に合わせて皆移動を開始する。

乙軍からは我を中心とした反王親衛隊オリジナルメンバー、それに加えサーバーを超えた出戻りシルレンのドンキー布袋を連れて行くことにした。

 

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ちなみにドンキー布袋は反王親衛隊の初期メンバーだったのだが、ブレダンでプレイをしており、「やっぱりシルレンがしたい!他のサーバーでリセマラしたらいいのが当たったのでそちらをメインにやらせて欲しい」ということから、当時の主力であったが反王親衛隊を脱退した者だ。

しかし、サーバー移動と共に反王新鋭隊の募集を見て、そのシルバーレンジャーのキャラで我が軍に戻ってきたという異色の経歴を持つ。

 

甲軍ではどうしてもCROWS戦に参加できないメンバーもいた故、その者には要塞戦前に脱退してもらい、要塞戦後に血盟に戻ってくるよう調整した。

 

敵の戦力分析を行う。

 

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近接16、盾7、短剣6、弓7、魔攻6、回復8。

バランスがすこぶる良い。

これを戦闘力でソートしてみる。

 

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上位層の分厚さがフレヤ最強を雄弁に語っている。

 

我が軍は基本的にアクティブ数を集めて人数差で勝利してきたのが紛れもない事実だ。

しかし、CROWSは今回やる気満々、少なく見積もっても45名くらいになるだろうと予想。

ならば我が軍は50名態勢で挑む以外の道はない。

こういう風な運用をするためにも2血盟運用にしたのだ。

分析をした結果は、

 

・スペルシンガーの多さでのアドバンテージ

・新規で入ってきた高戦闘力の血盟員たちをいかに配置するか

・盟主をいかに守るか

 

といった感じで議論は進んだ。

 

血盟に入って7日経たないと盟主にはなれない為、我ではなくシゲルマツザキが盟主となる。

ちなみに血盟主以外での要塞戦参戦は2回目だが、刻印という作業がある以外は基本的に遊撃のような指揮、それをどううまく運用するかは我の手腕にかかっていた。

 

 

◼︎事件

 

1週間かけて準備してきた要塞戦。

その要塞戦当日、まさかの事件が発生した。

 

突如我に来るTwitterでのDM。

 

我が軍の絵文字担当、ハイテンションな

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あるこーる12からだ。

 

彼からTwitterでDMが来たことなどない。 

そんな彼が何を送ってきたのかと焦った我がいた。

そして中を見てみると。

 

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悲しい知らせが。

物凄いやる気だった彼、その悲しみを乗り越えて戦いに望むしかない。

反王親衛隊初めての50名要塞戦はリアルの事故により消えてしまったのであった。

 

 

◼︎要塞戦

 

要塞戦当日、異常な熱気に包まれた我が軍のVC。

VCには聞き専で乙軍たちも集まり、総勢約70名がVCに参加していた。

 

指揮系統を紹介する。

 

・本丸:盟主シゲルマツザキ、指揮官ケンラウヘル

・攻撃部隊:指揮官mutsuki、サブ指揮官ぽーてーじ

・防衛部隊:指揮官ジークフリート、サブ指揮官Mシャドウズ

・カット・遊撃部隊:指揮官あちゃぴ、サブ指揮官アベシヤマ一世

 

ケンラウヘル「総員、敵は過去敗北しらず。血盟戦闘力も500万程相手の方が上。Mio、敵のログイン人数は」

 

MioxMio「現在49名です」

 

ケンラウヘル「では人数は互角、純粋な戦闘力では相手の方が上。今日勝利し、相手に初めての敗北をつけてやろう」

 

開始5分前。

しかし、防衛の要のジークフリートはいなかった。

 

ケンラウヘル「連絡したが音沙汰がない。やむを得ぬ、M、防衛指揮を頼む」

 

Mシャドウズ「・・・ですよねぇ・・・ヘイ」

 

こういう時のためにもサブ指揮官を配置しているのだが、完全に油断していたMシャドウズにいきなりのプレッシャーがかかる。

 

ケンラウヘル「・・・嫌なのか?」

 

Mシャドウズ「ああもう!ジークさんがやると思ってたから完全に油断してました!やりますよ!やればいいんでしょう!やってやりますよ!」

 

ケンラウヘル「それでいい」

 

嫌々ながらも投げやりな返事のMシャドウズの発言にVCが笑いに包まれる。

 

シゲルマツザキ「そんじゃいっちょ刻印決めてくっかね!CROWSさんよ!」

 

mutsuki「よろしくお願いします!」

 

ぽーてーじ「頑張るよぉ!」

 

あちゃぴ「皆んな、指揮をよく聞いてね」

 

アベシヤマ一世「楽しもう楽しもうwwww」

 

Mシャドウズ「あーもうこんなんだったら最初から覚悟しておくべきだったぁぁ!!」

 

ケンラウヘル「よし」

 

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ケンラウヘル「反王親衛隊、行くぞ!」

 

 

◼︎熱戦

 

我の部隊は本丸、盟主シゲルマツザキを守るのは勿論のこと、しっかりと戦力としてチームを勝利に導かねばならぬ。

本丸はまず自軍のバフを取りにいった。

祭壇周りは激しい攻防が繰り広げられた。

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味方のカット部隊も優秀な人材を配備したのと同様、敵のカット部隊も的確にカットを狙って来る。

そう易々とバフは取らせてもらえない。

本丸が敵と中央で乱戦の最中、mutsukiの部隊が敵東門を突破することに成功。

先行のアドバンテージを取るため、即座にシゲルマツザキをmutsuki指揮下に移行させる。

 

ケンラウヘル「防衛部隊は大丈夫か?報告がないが」

 

Mシャドウズ「だ、大丈夫です大丈夫d・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Mシャドウズ「すみません、西門突破されました・・・」

 

Mが緊張し過ぎて報告が乱れる。

緊張は仕方ない、相手は一位の血盟で、土壇場で指揮官となったのだから。

そしてそれを責める暇があったら何とかせねばならない。

敵のバフはカット隊の善戦むなしく取られてしまった。

このまま西門を突破されてアドバンテージを取らせるわけにはいかない。

自軍バフを遊撃隊に任せ、本丸は自軍西門の敵殲滅に向かう。

 

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ここからしばらく敵のエース級が西門から雪崩れ込んで来る。

 

ケンラウヘル「盟主を発見したら即報告してくれ、盟主を殺せばいい」

 

敵が雪崩れ込んでくると焦るものだが、我はひたすらに敵盟主を探した。

敵盟主も西門付近、そして後方で隠れて刻印の機会を探っているようだった。

そこを逃すことなく敵盟主に喰らいつく。

 

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両バフは取られてしまったものの、勢い付けるわけにはいかない。

敵盟主を的確に捕縛して守り、且つ攻撃部隊で相手の領地を荒らし尽くす。

 

ジークフリート「遅刻申し訳ありません!ジーク、ただいま参戦しました!」

 

ここでVCにジークフリートが参加。

「了解した、防衛メインはジーク指揮で頼む」と最小限の指揮を執る。

この時は戦闘中だったため口には出さなかったものの、このジークフリートの声の安定感たるや。

皆我と同じ思いだったに違いない。

まぁMシャドウズだけは安心というよりも安堵といった方が的確だったろうか。

とにもかくにも、ジーク参戦により我が軍にいる領域の敵を排除、両バフを取られた状態での第一波は鎮圧することができた。

さすが我が軍随一の「士気アップのパッシブスキルを持つ漢」である。

 

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西門に来る敵軍を迎撃しつつ、盟主シゲルマツザキを含めた攻撃部隊が猛攻に入る。

刻印まで辿り着き、先に刻印を決めたのだ。

しつこく、しつこく、失敗しては何度も細かく刻印を刻み、敵を聖物周りに集めさせる。

 

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敵のバフの片方が切れるタイミングで、本丸は直線上に位置する敵の西門を折りに向かう。

これがパズルのようにピタリとハマり、一回で両方の防御塔を破壊する事に成功。

聖物の防御塔含め、敵を丸裸にすることに成功した。

西門が折れたら深追いはせず、攻められ続けている自軍バフの増援に向かう。

 

バフは敵がひとつ上手であり、そう簡単には手に入れることができない、むしろ押されている状況だ。

その間にもシゲルは細かく刻印を刻んでいく。

 

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敵の西門を封鎖しつつのリスキルを開始。

しかし当然ながら、リスキルは昔と違って万能ではない、メテオ一掃などですぐ崩れてしまうが、相手を自由に動かさないようにするにはもってこいであった。

 

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開始から8分が経過。

その間にもシゲルの猛ダッシュからの刻印で確実に刻印アドバンテージを広げて行く。

バフは相変わらずお互いカットをしていたが、バフはやや敵に分があった。

ここからしばしの膠着状態。

 

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一度敵盟主の侵入を許してしまったが、盟主だけはしっかりとターゲットしてピンポイントで撃破していく。

 

残り15分。

ここで意表を突かれ、敵の捨て身の奇襲を受ける。

 

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敵の塊が一直線に自軍西門に肉薄し、自軍本丸と防衛隊が丸呑みにされる。

ここを抑えられるかの勝負所だと直感するような、決死の突撃であった。

基本的な戦闘力が高い敵軍の総突撃はこの戦い始まって一番の脅威であった。

あれよあれよという間に潰され、ラインを一気に押し込まれる。

ラインというよりもダイダルウェイブのような、そんな恐さすら感じる団体行動であった。

 

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敵の盟主は後方でしっかり守られている。

敵盟主めがけて突貫を試みたものの、即死級の総攻撃がその行く手を阻む。

ジワジワと押され続け、とうとう敵盟主の刻印が開始されてしまう。

 

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敵はほぼ我が軍の聖物を制圧している状態。

ぱっと見ただけで危険な状況であることがわかる。

 

ケンラウヘル「敵盟主だけを狙え!殺せ!」

 

しかし敵の壁は分厚く、中々到達できない。

味方も疎ら、しかし、我にはヴェンジェンスという心強いスキルがある。

敵盟主を引き剥がすためにヴェンジェンスを残しておく。

そして壁に阻まれて即死した後、壁際方向から敵に近寄ろうとしたが、直線に並んだ敵にしっかりとガードされる。

とにかく突破せねばならない。

 

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残しておいたメテオで敵の壁を突破。

 

そして狙いすました

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ヴェンジェンスカット。

これが綺麗に決まる。

その流れで敵盟主を討ち倒す。

まだ聖物周りには敵がいる状況。

 

ここで我がとっさに取った戦術が、結果として流れを一気に変えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ケンラウヘル「本丸、西門 “反ウォール”!」

 

 

 

 

“反ウォール”

これは我が軍の土屋が命名した我が軍の戦術。

物理的に門を塞ぐことで相手を足止めさせる手段だ。

 

相手からしたらかなり押せ押せの状態。

聖物周りにはまだ味方が残って戦っている。

リスポンから加勢して更に刻印を狙うに違いない。

波のある内は波に乗るのが戦闘の基本だ。

 

まだ誰も来ていない西門に本丸が集まる。

そして数秒も立たぬうちにやってくる敵の大軍。

さっきまで聖物で戦っていた者たち総員が一気に押し潰しにかかってくる。

 

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ケンラウヘル「受け切れ!」

 

一つの塊となり、相手の突貫を防ぐ。

相手も即座に入りたいのであろう、すり抜けようとするものの我が軍の連携が完全にそれを阻止した。

ちなみにこの作戦は

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映画「300」のファランクスからヒントを得たものだ。

 

一見笑えるように見えるが、これが本当に効果的であった。

鋏で縄を切るように、相手の勢いが完全に止まるのが目に見えた。

後方にいる敵盟主も踵を返して戻って行く。

恐らく自軍のバフを確保し、体制を整えるためだろう。

そこを我は見逃さなかった。

 

ケンラウヘル「西クリア、mutsuki、今だ」

 

mutsuki「攻撃部隊と盟主は東門から聖物へ!」

 

アベシヤマ「カット隊も全員聖物へ行こう!」

 

ケンラウヘル「本丸、敵西門から聖物へ!」

 

流れるようなカウンターが決まった。

 

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向かってくる敵はそのままスルー、先に入った攻撃部隊と交戦している敵防衛隊の後ろから急襲する。

中に入ったのは総勢30名程。

 

シゲルマツザキ「刻印開始!守って守って!」

 

シゲルを取り囲むように陣取りし、敵の防衛隊を阻止していく。

刻印の時間が進む。

気付いた敵が東門から何名か流れてくるが、我が軍の勢いは止まらない。

 

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シゲル取り囲み、守りを固め続ける。

 

守れ守れ守れ守れ!いけるいけるいけるいける!

 

そして20秒、とうとう

 

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反王親衛隊、激戦を制す。

 

 

もう要塞戦のブログを書くたびに毎回書いてしまうことだが、この時のVCの爆発具合は凄まじかった。

皆、咆哮、絶叫、思い思いの爆発が耳に響く。

かという我自身が一番叫んでいたと思うが。

 

周りからすると「たかが500万くらい誤差じゃん」と言うかもしれぬ。

だが、我々にとってはそれは見事なジャイアントキリングだったのだ。

素晴らしい戦いであった、そして我が思いつきで考えた”反ウォール“がこうした形で、自分の考えた戦術が決まった時の喜びたるや、普通に生活していたら味わえない高揚感。

今思い出しただけでも武者震いするような楽しさだ。

 

何度も何度も書いているが、改めてここに書かせてもらう。

これだからリネレボは辞められぬ。

 

 

 

要塞戦の終わった後、CROWSの何名かから囁きが来た。

しかしそれはどれも気持ちの良い囁きであった。

負けたが熱かった、楽しかった、次こそは倒す、と。

こういう相手がいるからこそ、我が軍ももっと上へ、もっと楽しみを見つけていけるのだと考える。

 

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この場を借りて、CROWS血盟へ感謝と敬意を。

そしてまた殺したり殺されたりしよう。

 

 

 

◼︎補足

 

前に話した神々とのオフについてだが、これはまた別途執筆中故待っていて欲しい。

しかし、やはりブログはリアルタイムに更新していきたいところだ。

どうしてもこの熱さや楽しさを伝えたく、これを先に書かせてもらった。

書いているとどうしても長くなり、その分時間を割いてしまう。

前も書いたのだが・・・今後はかなり短めなものを、スパンを早くして更新していきたいと思う。

 

来週は乙軍に戻り、盟主権限も返上してもらう。

乙軍もこの戦いをVCで聞きながら、かなり燃えているであろう。

来週の土曜が楽しみで仕方ない。

またこの熱さを伝えられるよう、万全の態勢でリネレボ、そしてブログを更新していこう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■今日の紛失者

 

こんな熱い戦いを逃してしまったファントムレンジャーあるこーる12

熱戦から3日後、夜に彼がログインしたとの報告がDiscordで上がる。

ちょうどVCをしていた時である。

 

シゲルマツザキ「おお!あるこ、お帰り!」

ケンラウヘル「良かった、よく戻った」

 

ちなみに彼は、ここで書くのもあれなのだが…

鞄ごと盗難にあってしまったらしい。

さぞかし凹んでいるか、真面目な彼の事であろう、50名で挑むと息巻いていた全員に申し訳なく感じてしまっているはずだ。

戻ってきてすぐに謝るか、あれだけ楽しみにしていたCROWS戦に出れなかった事を残念に思っていることだろう。

いつも明るいのに彼に悲しみを提供してはならない。

故に我はフォローする準備をしていた。

そして彼の戻ってきた第一声は。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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とても元気そうであった。

お互い、言葉は必要ないのであった。 

 

以上。

反王親衛隊・新鋭隊の掟については<こちら>を参照の事。

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