反王だもの。

リネージュ2レボリューション、ケンラウヘルサーバー所属。反王親衛隊血盟盟主、ケンラウヘルの手記。

JOKER血盟とHR要塞戦(裏舞台)

 

総員、我が名はケンラウヘル。すなわち反王である。

 

1月27日、JOKER血盟とのHR要塞戦での戦いについては前回の手記に記載した。

そしてその裏で起こっていたことを今回記載したいと思う。

 

今回は正直長い。

しかし長いのに全然書ききれないくらい楽しい事がたくさんあった。

我も記憶を頼りにツラツラと書いている故、時間があるときにでも見てくれれば幸い。

 

 

 

1月27日、雪が降ったばかりの肌寒い東京。

朝っぱらから我は家の机に置いてあるiPadの前で頭を掻いていた。

今日は反王親衛隊初のオフ会『反王新年会』の開催日だ。

現在の時刻は9時くらい、反王新年会は昼の12時から開催される予定だ。

何故iPadの前で頭を掻いていたかというとだ。

採取場でいきなりJOKERの高戦闘力の者に2回も殺されたからだ。

今日は何の因果か、HR要塞戦と反王新年会の日時が被ってしまった。

しかもJOKERからすると我が軍は今回要塞戦に侵攻してくる敵だ。

広義の意味で言えば手を出したのは我が軍からに他ならぬ。

採取場で1回目は不意打ちとしても、2回目は普通に迎撃されて死んだ。

相手は名前は伏せるが100万超えの猛者、こいつを相手に今日は戦うのかと思うと少し気が滅入っていた。

JOKERからこうも堂々と斬り殺されるのは初めての事であり、面を食らっていたのが本音だ。

これも作戦のうちか?と思ってはいたが、あまり気を取られると足元をすくわれかねぬ。

そんな事よりも今日はオフ会だ。

間違いなく日課などやってる場合じゃなくなるだろう事は明白であった。

時間制限のある装備ダンジョンやアデナダンジョン以外の全てを終わらせておく必要があった。

この借りは要塞戦で晴らす、この日はそんな感情から1日が始まった。

 

 

 

午前11時、場所はオフ会が行われる秋葉原だ。

11時に改札にて我が軍の副血盟主であり盟友であるケレニスと合流。

12時までゆっくりできて且つ電源が確保できる場所を彷徨い歩く。

ケレニスとはリネージュ1からの知り合いであり、半年程ルームシェアをしていた仲だ。

お互い歳を取ってからは家庭の事情も相まって、こうやって遊びに行くのも久しぶりだ。

残雪残る秋葉原、とにかくビル風が冷たい。

電源が取れて且つゆっくりできる場所、なるべく静かな所がいい。

我々は真っ先に、我が高校時代によく通っていた喫茶店ルノアールへと足を運んだ。

道中はリネレボの話に花が咲いた。

戦闘力の話から血盟員の話、そして今日の要塞戦の話など。

中央通りの交差点角にあるソフマップで信号待ちをしている時だった。

 

ケンラウヘル:

やっぱりピロと次元行くと本気で早く終わる、ブレダンが羨ましい。

 

ケレニス:

ピロはやばいな、本当にwww

 

何気なくそんな感じで話していたと思う。

我が軍のピロシキの話だ。

信号が青になって歩いている途中でも、ピロピロピロピロ話していたら、急に前の女性が立ち止まった。

あんぬであった。

 

あんぬ:

ケンちゃんじゃん!ピロピロ言っているからまさかと思ったら!

 

この広い秋葉原でまさかのオフ会前に血盟員と出会うとは思ってもいなかった。

更には信号を渡り切ると我が軍の撃墜王祓鴉とも遭遇したのだ。

 

祓鴉:

ピロピロ聞こえたからまさかのwwwww

 

さすがピロシキ、リアルでも影響範囲がでかい。

 

そんなこんなで、2名は秋葉原で買い物や見物をするために1度別行動に。

そしてケレニスと喫茶店に入ってリアルレボトークが開催される。

話題はもっぱら「今日来る血盟員がどんな奴か」についてだ。

我が過去実際に会った事ある血盟員は、

一番槍ジークフリート、

堕天使†Lucifer、

狂気の字余りmutsuki、

ちょっとだけ高いやつ鼻セレブ、

苦悶のZENPADERMシャドウズ、

ダレ監督責任者カッパ64、

パプリオンサーバーがメインだったため追放したママ、

それ以外の我が昔から知っているメンバーは、

総務部長ぽーらすたー、

予測不能なアベシヤマ一世、

そんな所だろうか。

今日はそれ以外にも大量に来る。

人数にして20名弱だ。

リネージュ1以降、何年振りのオフ会だろうか。

どんな奴なのかを想像するのも本気で楽しい。

今回の目玉は何と言っても土屋だ。

チャットやボイスチャットをするたびにボコボコにされる我が軍の愛されキャラが今日初めて顔を合わせる。

我とケレニスはリアルでもイジる気満々であった。

そのため、秋葉原のドンキホーテで奴用の被り物を自腹で購入しておいた。

 

土屋のアバターは馬マスクだ。

ただ馬を買うのでは芸がない、故に我らがチョイスしたのは

「しまうま マスク」の画像検索結果

未実装シマウママスク。

歯茎が気持ち悪い。

見つけた瞬間にこれだ!と速攻でレジに持って行ったが、まさかの4000円というぼったくり価格でこれまた面を食らった。

 

時刻は11時45分。

早めに来たMシャドウズとルノアールで合流。

我が軍では彼をZENPADERと呼ぶ。

その理由は、今年の元旦にiPad福袋を狙って寒空の中行列に並んだものの、残り10名という僅差で福袋が売り切れ、腹立ち紛れに購入した一万円のタブレット福袋に入っていたのが、

「Z380M」の画像検索結果

ZENPAD(型番:Z380M)だったのだ。

一万円だったらまぁいいか、意気揚々と血盟チャットで報告。

その後家に返ってリネレボをインストールした所、リネレボの起動にすら20秒近く真っ黒の画面で止まる始末。

当然リネレボ自体も動くわけもなく、カクカクというか紙芝居みたいな動きになるという。

この悲しみをTwitterで呟いた所、まさかの福袋まとめサイトに掲載されるという奇跡を起こす。

togetter.com

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今ではすっかりYoutubeとHulu再生機として活躍しているとのこと。

それ以降、彼は血盟員が機種変をするだのiPadを購入するだのという話題が上がるたびに押し売りの如くZENPADを勧めてくるようになった。

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当然今回のオフにもZENPADを持ってきた。

いや、全血盟員がMシャドウズよりもZENPADと会うのを楽しみにしていたといっても過言ではない。

神田明神が近いからZENPADをお焚き上げしようという提案もしたが、結論としてはあるだけで迷惑なのに燃やしたらもっと迷惑という理由で思い止まった。

 

※あくまでリネレボで使用するということを考えるとの話。

 

午前11時58分。

我、ケレニス、ZENPADの3人パーティでオフ会会場に到着。

店の前で待ち構えるのは我が軍の一番槍ジークフリートであった。

我の姿を見るや否や、秋葉原のど真ん中で跪き、

 

ジークフリート:

お待ちしておりました!反王様!

 

と、Twitterやリネレボ内でのノリをそのままリアルに持ってきたため、オフ会での跪き禁止令を発布。

流石ぶれない男である。

肝心のオフ会会場は、肉料理メインの所でこじんまりとした店であったが、完全貸し切り状態であり、我らはテンションが上がっていた。

さぁ、ここからオフ会の始まりである。

 

まず現れたのはあんぬ、祓鴉、そしてアベシヤマ一世とそのリアル友人、ジョー寺8代目であった。

どんなネーミングセンスやねんと思わず関西弁でツッコミそうになったが、そんな事もつゆ知らず、続々と集まる面々。

※ジョー寺はこのオフの直後、反王親衛隊に入隊することになる。

 

いきなり素朴な青年が入ってきた。

当然誰かわからなかったが、声を聞いた瞬間皆の目の色が変わった。

 

??:

こ、こんにちはーどうもー。

 

ボイスチャットで聞き慣れた声。

紛れもなく奴であった。

 

ケンラウヘル:

土屋ぁぁっ!!

 

ケレニス:

つっちーきたこれwwww

 

ジークフリート:

土屋さんだwwwwwwww

 

あんぬ:

お前ちょっと言いたい事あんだよ。

 

土屋だ。

いつもボイスチャットで聞き慣れた声が目の前からするのは不思議な感覚だ。

まずは土屋がどこに座るかで論争が起き、皆から相変わらずいじられる。

初めてオフ会というものを経験したらしく、テンションの高さは緊張でかき消されていた。

静かな土屋を見ていたら何かイライラしていた我々は即座にシマウママスクを強制装着させる。

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Free Wi-Fiでテンションの上がる土屋。

ミサイルボルトを撃ち込みたい。

血盟チャットでのやり取りが現実世界で起こっているのは本当に面白い。

 

と、こんな所でひとりひとり紹介していてはキリがない故、悪いが後はさっと流させてもらう。

 

集まったメンバーは、

胸元に「DEOCHI」とでかでかと書かれた我が軍の出落ちテロリストのる。

血盟チャットでは一言も話した事がなかったのだったがめちゃくちゃ饒舌であったハウラーズレッドアブドゥル。

騒ぐ皆を優しく見つめるカッパ64とママ。

遠方からわざわざやって来た、反王親衛隊に入った初日にPKして赤ネになったユウスケ2。

若さ溢れる字余りイケメンmutsuki。

我が軍が誇る反王親衛隊最強の無課金指揮官、エグゼクティブプロデューサーあちゃぴぃ。

全てのトークをかっさらう反王親衛隊幹部、最強のお笑い部長ふじあむ。

出欠席から場所の確保まで何から何までしてくれる総務部長ぽーらすたー。

そして既にいるアベシ、ジョー寺、あんぬ、ジーク、祓鴉、ZENPAD、ケレニス、我。

 

全員集まった所で乾杯を行う。

周りに客もおらず、思いっきり騒げる状況だ。

 

ケンラウヘル:

では諸君、グラスを手に…

その血に誇りを!

 

全員:

祖国に光をウェーーーーーーイ!!!

 

そんなこんなで馬鹿騒ぎが始まった。

 

リアルレボトークは本当に尽きる事がなかった。

皆の共通の趣味で共通の話題で盛り上がる。

本当に楽しい時間だった。

余裕を見て3時間の予約だったのだが、3時間じゃとても足りないくらい話が盛り上がった。

要塞戦についての真面目なトークからウィットに飛んだ毒舌トークまで。

何か懐かしさを感じた。

リネージュ1の時もこうやって盛り上がっていたものだ。

まさか10年近く経った今、こうやってオフ会というものを開催し、そしてこんなに楽しめるとは思いもよらなかった。

 

どんな話をしたのかは文字には書き起こせないくらい盛り上がった。

その中でも、ぽーらが制作して持って来てくれた反王親衛隊グッズを紹介しよう。

グッズの種類は大きく分けて2点。

Tシャツとステッカーだ。

Tシャツは「ダレTシャツ」

リネレボファンミーティングでユーザー参加型イベントの際、ドワーフのイラストがスクリーンに映された。

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これだ。

見た瞬間に我が軍の最終兵器ダレのイメージにぴったりであったため、携帯で写真を取り、それをPhotoshopで加工、ダレの迷言を元ネタにした文字を入れてTシャツを作成した。

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勢いで作ってしまったが、頼む、是非このドワーフの公式グッズを売って欲しいと願う今日この頃。

 

 

そしてもう一つは反王親衛隊ステッカーである。

種類はこれだ。

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反王親衛隊名称ステッカー。

 

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反王親衛隊英語名称ステッカー。

 

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反王親衛隊エンブレムステッカー。

 

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使い勝手の良い反王マーク。

 

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反王親衛隊西部警察風(後ろの爆発は唐揚げをフォトショップで加工したもの)

 

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Anti Kings Coffeeロゴ(スターバックス風)

 

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反王出没注意ステッカー。

 

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そして我が軍のデザイナー蒼楽が作ってくれた反王親衛隊ロゴステッカー。

 

総務部長ぽーらすたーが色々と作成・手配までしてくれた。

さすが総務部長といったところか。

 

3時間では話しきれない程盛り上がった反王親衛隊たち。

そのままの勢いで秋葉原のカラオケへ。

まずは全員で

「松崎しげる 愛のメモリー」の画像検索結果

松崎しげる「愛のメモリー」を熱唱。

何という年齢層なんだと思いつつも、ワイワイと皆で話しながら楽しむ面々。

 

カラオケの途中から参加してきたのは、

我が軍の堕天使指揮官†Lucifer

普通のやつよりちょっとだけ高いブレダン鼻セレブ、

お留守番プロぴー

年齢層は我に比べると非常に若い面々ばかりだ。

ちなみにぴーはトランペット演奏者(修行中)であるらしく、午前中に演奏会を終えてからの参加だった。

 

ふじあむ:

何か即興で演奏してみてよ!

 

ぴーはリネレボ内ではあまり喋るキャラではないが、ここぞとばかりにイジりまくる面々。

 

ぴー:

えっと…じゃあ何か言ってくれれば耳コピでやります。

 

さすがトランペット演奏者、スペックも高そうだ。

何を演奏してもらおうかと考えているとふじあむがこう叫ぶ。

 

ふじあむ:

そりゃトランペットと言ったらあれやろ!

競馬のファンファーレやろ!

 

つまりこれだ。

youtu.be

いやいや、オフ会も初めてのこの若者になんて無茶振りをと思ったのもつかの間、いきなりスタンドマイクの前でトランペットを演奏し始めるぴー。

カラオケルームに木霊する大音量のトランペット。

完璧な耳コピである。

競馬場さながら、全員が手拍子をし、反王新年会まさかの今日一番の盛り上がりを見せる。

 

カラオケも非常に盛り上がった。

完全なネタからガチ歌、そして替え歌など。

 

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土屋の「PPAP」については触れないでおく。

マイクを食うなマイクを。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

遅くなって終電を逃すのもアホらしいので、我が軍は18時に一旦カラオケを締めることにした。

 

反王親衛隊には何人か我が昔から知っている者がいる。

ケレニス、ぽーらすたーにアベシヤマ。

この者達と話すのはもう慣れてしまっているので問題ない。

初めて顔を合わせた面々の中でも、我としては一番会いたかった人物が1人いる。

お笑い部長のふじあむである。

彼は我が反王親衛隊を作った日、つまりリネレボサービス初日から我が軍に入ってきた。

ちなみに我が軍に入った理由は、「血盟名が漢字だったから」という驚愕の事実も教えてもらった。

反王親衛隊が今よりももっと弱小の頃、それこそ模擬戦をやるたびにトリプルスコアで負けた時代からの付き合いだ。

最初の頃は我が軍で唯一UR武器を持っており、ヒーラーという名のアタッカーとして常に最前線を張ってきてくれた。

そして戦闘力のベンチマークは常にふじあむを基準にしていた。

我が戦闘力を5000上げれば、次の日にはふじあむも5000上がっている。

ふじあむが10000上げれば我も引き離されぬよう10000上げる。

そんな感じで切磋琢磨していた仲だ。

ボイスチャットで聞こえる小刻み良い関西弁、そして常に我が軍で問題が起きた時にもそのキャラクターで助力してくれていた。

この反王新年会もギリギリまで来れるかどうかわからなかったのだが、なんとか時間を作ってきてくれた。

ネクタイ+スーツ+チョッキという完全営業スタイル、そして眼鏡のはずなのに常に額の上に眼鏡をかけているスタイル。

カラオケでは本当に気持ち良さそうに松山千春とハマショー、福山雅治を歌っていた。

松山千春を歌うたびに凄い気持ち良さそうに目を瞑り、体を斜めにしながら歌う。

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まさにこんな感じ。

まさに日本社会における「ザ・部長」といった感じであった。

 

別れ際、彼とは改めて握手を交わした。

 

ふじあむ:

いやいや盟主、楽しませてもらってるよ、反王親衛隊で良かったわーw

 

ケンラウヘル:

こちらこそ。いつも感謝。そしてリアルで会った方がよりキャラが濃くて愉快であった。

 

ふじあむ:

んなははははwwwww

まぁリネレボでは少し落ち着いて遠目で見てた方が楽しいんやwww

んじゃ盟主、これからもよろしく頼むでwwww

 

ケンラウヘル:

了解した。

そして今夜はHR要塞戦チャレンジだからな、熱くなりそうだ。

 

ふじあむ:

せやな!んじゃ、家からガッツリやるわ。
絶対にJOKER倒してHR要塞とったるわ!

 

これがオフ会の醍醐味、いや、MMOの醍醐味といっても過言ではないだろう。

もう10年前くらいにやっていたリネージュ1の時代を思い出した。

何気なくやるつもりであったリネレボも、過去と比較しても大差ないくらいにのめり込んでいる自分がいる。

過去には失敗も沢山あった、楽しい思い出と同じくらいの嫌な思い出もあった、今回は失敗しないよう心掛けてきたが、我はメンバーに恵まれている。

こういった仲間との繋がりは永遠には続かぬやもしれぬ。

しかし、そんな不安を持ったままでリネレボをするよりも、今この場で楽しく一緒に笑えたらいいのではないかと考える。

たかが携帯ゲーム、されど相手は人間、そして運営から提示されたものだけではなく、人間とどう繋がっていくのかを自分で判断していくことが重要だ。

人との繋がり方でMMOというのは神ゲーにもクソゲーにもなり得る。

運営もサイレント修正やら不義理な告知など、色々と不満は絶えぬが、そんな事よりもこの仲間たちと今日一日ワイワイ笑っていられる生活を過ごしていきたい。

 

 

 

 

 

 

18時過ぎ。

昭和通りに面したカラオケ前の道路で一本締めで反王新年会を締める我が軍。

半分くらいは帰路に、そして半分くらいはWifiのある環境で且つ皆で話せる環境を探しにネットカフェに向かっていた。

そう、21時30分からはHR要塞への挑戦が始まるのだ。

騒げるスペースがあるネットカフェは昔程多くない。

昔はよくネットカフェにはグループルームなどというものがあったが、今ではそういった施設を完備しているネットカフェも激減した。

秋葉原のネットカフェで騒げる場所として、icafeのシアタールームを選択した。

icafeとは秋葉原にあるかなり大きめのネットカフェだ。

そこのシアタールームは最大6名の場所ではあったが、そこに無理矢理倍の12人で入り込む。

2つある机を重ねることでスペースを作り、ユウスケが持ってきた大量のタコ足延長ケーブルを部屋の隅々にまで配置する。

場所は確保したため、皆で夕飯を食べに行こうという話になったが、我だけは断った。

ここから盟主の要塞戦攻略タイムが始まるのだ。

まずは戦術的にどのような役割のパーティを作るかだ。

これについては我が軍の肝の部分もあるため詳細は書かぬが、いつも我の右腕で動いてくれているあちゃぴぃを新しい役割の指揮官として配置することを決めていた。

あちゃぴぃがそこに割かれるとなった場合、どんな人員が指揮官として相応しいのか。

役割を与えられたパーティ毎にどの人員であれば目的が達成できるのか。

パーティ編成、出席簿から今日来れるメンバーを改めて見直す。

パーティ編成と同時に戦術も考えねばならない。

特に新しい部隊を編成した時はどういった戦術で行くか、これを考えるのが楽しい時間でもあり逆に言うと非常に難産な課題でもある。

我はいつも要塞戦の時は車の中で1人でやっている。

煙草をふかしながらあーでもないこーでもないと自問自答を繰り返す。

要塞戦は何度かやってきた、戦術は色々あれど、やはり一番ネックなのは初手、つまり布陣なのだ。

こちらが速攻を仕掛ける時もあれば、逆に仕掛けられた場合の事も考えなくてはいけない。

要塞戦のファーストコンタクトが始まってしまえば、あとは臨機応変に対応するだけなのでいいのだが、この初手が指揮をする側としてのプレッシャーなのだ。

今回のJOKERは相手の参加人数もほぼ互角と見て間違いない。

しかも我が軍は12人が同じ場所にいるという、第三者からしてみると有利だと思われるかもしれないが、かなり異例な環境でいきなり本番に挑まなくてはならない状況なのだ。

19時頃から考え始め、ようやくまとまったのは21時前であった。

夕飯を食してきたネットカフェメンバーも帰ってきたシアタールームは満員電車さながらであった。

この季節に冷房をガンガンにかけないと暑くてやっていられない状況だ。

皆各々の端末を持って座る。

しかし、ここで異常な雰囲気に気付く。

とにかく皆真剣な眼差しなのだ。

いや、真剣というか、この場の緊張感が半端ない。

1人でやっている時には感じることのなかった別のプレッシャーが我を包み込む。

我も真剣に全員に対して今日の戦術、パーティ編成を伝えるものの、どうも調子が出ない。

それはそうだろう、この一番の大勝負、そしてオフ会、負けたらどう考えても反王新年会がお通夜になるのは間違いないのだ。

いつも我は「勝つも負けるも所詮は結果、楽しみながらベストを尽くそう」という風に皆に話しているにも関わらず、空気に飲み込まれそうになっているのだ。

この部屋にいる皆がイヤホンを付け、そして我の指揮の邪魔をせぬよう静まり返っている。

これはどうにかしなくては、そう思った矢先。

全員のイヤホンに、カラオケで一旦解散して家に帰った土屋の空気を読まぬ声が響き渡った。

 

土屋:

こんちゃーーーーーwwwwwwww

 

思わずシアタールームが笑いの渦に包まれる。

流石土屋だ、空気を読まないのは勿論だが、空気を変える力を持っている。

「やっぱりつっちーすげぇなwww」「さすが土屋さんwwww」

このたった一言でシアタールームの空気が一転、いつもの反王親衛隊に戻ったのだ。

 

ケンラウヘル:

では皆、あとは楽しもう。

我々はチャレンジャーだ、JOKER血盟を倒して皆で反王新年会を締めくくろう。

 

我のパーティは固定メンバーがいる。

その中には貴重なビショップ、ふじあむも含まれている。

彼は松山千春を存分に熱唱しながらご満悦で家に帰っていた。

開始10分前になってもまだ来ていなかったが、彼ならば途中からでもすぐに我のパーティに入るであろう。

あの熱き握手を裏切るような人間ではないし、彼なら説明もなく途中から我のパーティに参加してくるだろう。

 

そうして要塞戦の火蓋は切って落とされたのだった。

 

 

 

 

 

 

要塞戦の内容については前回のブログにまとめてある故、参考までに。

kenrauheru.hatenablog.com

 

皆で顔を合わせながらやる要塞戦は格別の面白さがあった。

我のマイクを通じて指揮が通るよう、我の横にはLucifer、そしてMが座り、シアタールームで指示をしながら戦っていった。

各戦況がダイレクトに我に伝わり、それを元に指揮をする。

今回の要塞戦でのMVPは、一緒にネットカフェでプレイしたぴーであろう。

彼はまだ戦闘力が低い。

故に彼にはある役割を課していた。

門の前に立って仲間と共に迎撃、そして攻めの時は彼に「門に敵が来たら敵の数を叫んでくれ」と伝えてあった。

ぴーはまだ要塞戦にはまだ慣れていないのと、こういったオフ会自体初めてで緊張していたようだ。

そして要塞戦中盤、我の部隊が敵と前線で交戦中にぴーが叫んだ一言。

 

 

 

 

 

 

ぴー:

て、て、敵だぁぁぁーーーーー!!!

 

迫真の絶叫がシアタールーに響き渡る。

 

 

ケレニス:

何だ、あれか、呂布か!?

JOKERに呂布がいたのか!?

 

皆の含み笑いがシアタールームの緊張感を吹き飛ばす。

 

こんな感じでワイワイしながらの熱戦は25分間続いた。

最後の賭けに出た我が軍。

 

ケンラウヘル:

両バフ破棄で東から敵門総攻撃!

 

Lucifer:

ルシ隊も全員敵東門へ!東門へ!

 

相手の大半の戦力がバフを取りに行っている間に、最後の総攻撃をしかける面々。

もう指揮もへったくれもない、最後はシアタールーム全員が各々声を上げていた。

「盟主刻印開始!聖物に近づけさせるな!」

「壁沿い!壁沿い厚くして!」

「西から敵多数!メテオで転ばせて!」

「とりあえず止めればいい、止めれば!」

我が軍では我と指揮官以外の声は出せないように設定している。

混乱を生じるからだ。

しかし、最後のこの特攻の時は皆が皆自然と熱が入って声が出ていた。

かという我も今までにない感じで熱を帯びた指揮をしていた。

 

ケンラウヘル:

守れ守れ守れ守れ!

ラストラストラスト!

 

なんだろうあの熱気は。

まるで築地の魚市場のような指揮の仕方であったが、皆想いは一緒であった。

そしてボイスで刻印のカウントダウンをしていく。

3・・・

2・・・

1・・・

 

 

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この画面になった瞬間、シアタールームの全員が同時に立ち上がり、火を噴くかの如く声を上げた。

ドッと吹き出るというか、空気が爆発したというか、そんな感じであった。

皆で総立ちとなり、全員にハイタッチをしていく。

この場所にはいないメンバーの声もイヤホンから聴こえている。

拍手とハイタッチと歓声、反王新年会の締めに相応しい締めくくりであった。

 

※ちなみに、シアタールームから大絶叫してしまったため、怒られると思った我はシアタールームに駆け寄ってくる店員を部屋前で静止し、事情を説明し1人で謝ったのは秘密である。

 

要塞戦が終わっても興奮冷めぬ反王新年会メンバー。
あれは良かった、ここは次回こうしよう、呂布を止められたのが勝因だった等、笑いに満ち溢れた振り返りであった。

そして何よりも言いたいのは、皆が皆、リネレボをやって以来、今日が一番楽しい日であったということだ。

我が軍は恵まれている、こんな短期スパンで「リネレボやってて一番楽しかった!」と胸を張って語り合える日がやってくるのだから。

 

MMOの醍醐味を味わい、そしてリネレボでも熱い戦いや出会いをし、最高の時間を過ごす。

強化萎え、人間関係のいざこざ、モチベーションの低下、引退者の続出、周りではそんな話をよく耳にするようになった。

しかし、我が軍は我が軍の楽しさをこれからも追求していくだろう。

これだからリネレボはまだまだ辞められないのだ。

 

またいつかこのメンバーで。

そして次は今回来れなかった画面上にしか見えない血盟員達と、皆でテーブルを囲む日を夢見て、今回の締めとさせてもらう。

 

かなりの勢いで端折ったが、書きたいことはこの何倍にもなる。またいつか書こう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◼️今日の部長

 

熱気を帯びたHR要塞戦。

我も必死であった。

そして一つだけ、最後の刻印中に気づいた事があったのだ。

守れ守れと叫びながら、ふとパーティメンバー一覧に目が入る。

 

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ふじあむはどうした。

あのカラオケで松山千春をご満悦に歌い、我との別れ際には熱い握手を交わしたあのふじあむは何故来なかったのか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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今後、我が軍では要塞戦前の松山千春を禁ずる。

 

以上。

反王親衛隊・新鋭隊の掟については<こちら>を参照の事。

プライバシーポリシーについては<こちら>を参照の事。