反王だもの。

MMOを中心としたゲーマー、反王ケンラウヘルの手記。

模擬戦(第一補給部隊)と別れ

総員、我が名はケンラウヘル。すなわち反王である。

 

先週の話になるが、模擬戦の話をひとつ。

要塞放棄に失敗した我ら、下がる血盟員の士気。

早急に模擬戦を組んでくれるところを探した。

そんな簡単にほいほい殺し合いをしてくれる血盟なんているわけが

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いた。

早急に盟主であるMarginに話を持っていく。

当然返信はOK、むしろ全力で30分殺し合うことを約束する。

 

ここでケンラウヘルサーバーの第一補給部隊について話しておこう。

ちなみにこの話は我の主観によるものが大きいので参考までにして欲しい。

第一補給部隊との交流の始まりは、

リネレボサービス開始3日目に我が軍に宣戦布告してきたことに始まる。

あの頃はまだ戦闘力が10万行っている方が珍しく、皆熊も乗れない状態だった。

皆慣れない状況の中、アジト購入ができるようになったり、蟻穴1Fで狩りをしてた頃だ。

そして唐突に第一補給部隊からの宣戦布告に驚く我が軍。

なんとなくログを見ていて知っていたのだが、第一補給部隊はやたらとPKではなく、「戦争を吹っ掛ける血盟」ということで認知されていた。

まさかサービス3日目で血みどろの戦いが始まるとは思ってもいなかったが、これもまたリネージュらしい展開だ。

装備品はURが1点でもあったら神様状態の時、我は武器だけSR、他はRかHN。

何なら転職もしてない状態の者も多数いた。

その時はまだPKや対人なども恐れられていた時、血盟員たちはどうするのか混乱していた。

 

シゲル(当時はまだ”お姫様”というキャラ):え、これ殺るっしょ?

ケレニス:え、これ行くっしょ?

ケンラウヘル:この段階で殺し合いに慣れておいた方がいい。

 

この3つの会話で戦争を受けることを決意、全くの手探りの中、戦争の火蓋は切って落とされたのだ。

まぁこの話はいつかするとしよう、話せば長くなる。

結論から言うと、蟻穴とアジトで泥沼の殺し合いをした後、第一補給部隊が「ただただ戦争がしたくて”反勢力”っぽい名前の血盟に布告した」ということが判明。

こちらがかなり虐殺されていたが、和解が成立、今でも楽しくチャットする仲なのである。

 

我はこういった竹を割ったような性格や芯のある輩が好きだ。

つまり何が言いたいかというと、「とにかく人を殺したい集団」なのである。

こういう相手だとやはりPvPも盛り上がるというもの。

ちょっとわかりにくい人のために分かりやすい説明をするとだ。

漫画ヘルシングに出てくるミレニアム軍団だと思ってくれればいい。

ちなみに我の頭の中では完全に以下のように彼らの姿を変換している。

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まず大佐が血盟主Margin。

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大尉が副血盟主霊王。

そしてシュレディンガーが遊稀。

こんなイメージを持ってくれればいい。

 

来る模擬戦の日、我が軍は人数を揃えていた。

我が軍の方が1PT+α人数が多かったのだが、「そんなことどうでもいいから殺し合おう」というのが彼らの選択であった。

こういう所が本当に気持ちいい奴らなのだ。

純粋に好感が持てる。

今回のルールは

・グルーディン村リスポン下の広場(階段上およびリスポン地点での戦闘禁止)

・30分殺し合ってキルデス勝負

・高級ポーション、ソウルショット、強化効果など制限なしで使用可

という、我が軍初のほぼ全力戦闘となった。

ちなみに我が軍では戦闘前に必ず「出陣の儀」を行う。

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アベシヤマ一世の弓取り式である。

皆それを見届け、戦の神へ祈りを捧げるのだ。

祈り終わり、そして陣形を整えて30分間の殺し合いがいざ始まる。

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移動式水魅の陣(集団で高速移動しながら戦う陣形)を維持しつつ相手に急襲するつもりだったのだが…どうやら様子がおかしい。

いつもだったら最初のファーストコンタクトで一気に相手を大量に仕留める算段なのだが、ファーストキルは第一補給部隊側だった。

そして気付くと、四方八方完全に取り囲まれていたのだ。

そしてそこから来る50万超えスペルハウラー霊王のソウルショット込みのダークブレスが完全直撃。

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即死する我。

懐かしい、蟻穴でこの霊王に何度殺されたことか。

戦々恐々としながらも体制を立て直す。

霊王が暴れるのだけは阻止せねばならぬ。

そして相手の戦術パターンを読む。

第一補給部隊は個々の戦闘力が高く、そして且つ全員がPK慣れしている。

全方位を広く取り囲みつつ、こちらの戦力を分散させて各個撃破を狙っているのだ。

しかしその釣り方と囲み方が非常に巧い。

我々はとにかく連携力で勝負しかない。

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とにかく直線で動き、ひたすら攻撃するのが我らの闘い方。

基本的に1対1はせず、1対25くらいで戦う気持ちでいくのだ。

徐々にキルを獲得し始め、差が生まれてきた。

しかし、本当に霊王の一発で同時に5人10人とやられてしまう。

一進一退を繰り返した後、30分後に勝敗が決着。

対第一補給部隊戦で何とか勝利を納めた。

が、これはいつも書いているのだが…人数差があったからこそ勝てた所業。

もっと色々と考えていかねばならない。

ちなみに第一補給部隊のメンバーはこのブログを見ている者も多い。

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また是非殺したり殺されたりしよう。

 

 

■今日の別れ

 

我が軍に悲報が届いたのは10月23日であった。

我が軍の初期メンバーである、反王親衛隊ブレダン四天王が1人、NASUりーから引退の報告を受けた。

9月末あたりからだろうか、学生の彼は勉学と部活に励むため、リネレボをする時間がなくなってしまったということだった。

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悲しいが、リアルの充実は必要だ。

まだ血盟に残っていていいと言ったが、律儀な男故、しっかりケジメを付けて血盟を脱退したのだ。

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ふと気づかぬうちに最後に出た言葉。

そうだ、彼は初期メンバーなのだ。

我らがどんなに負け続け、どんなにやられ続けても、先陣を切ってくれていた。

本来なら盾であるべきの我よりも先に出て戦い、何度も何度も何度も何度も死に続け、それでも何度も何度も何度も何度も立ち上がってきたのだ。

彼がいなければ反王親衛隊もここまで大きくならなかったろう、そういう存在だったのだ。

要塞戦も実装され、反王親衛隊も徐々に形になってきて、今からが楽しむべきタイミングなのに、彼は引退してしまった。

ようやく我が前に出て、殺す役は任せたと言えるくらい、お前は我の後ろに付けと言えるくらいになったのに。

彼がこのブログを見ているかわからないが、ここで報告を。

NASUからもらった最後のギフト、祝福スクロール出たぞ。

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たった2カ月だったが、本当に楽しませてもらった。

寂しい言葉はいらん、我から送る言葉はいつも一つだ。

また会おう。

 

携帯ゲームでこんな心境になるとは思ってもいなかった。

iPhoneを片手にしばし感傷に浸る。

寂しさもあれば彼の成功を祈る気持ちもある、しかしそういう気持ちよりもだ。

「懐かしさ」を感じた。

インターネットがまだ普及しきっていない頃、テレホーダイでつなげたリネージュ

出会いや別れを数々体験してきた。

高価なPCやデバイスで毎日のように睡眠時間を削ってプレイしていたMMO、ネットカフェに籠ったりしたのが、今ではそのMMOが手のひらに収まるくらいの携帯電話でできてしまう世の中だ。

オート狩りなど過去ではチーターやBOTの類だったのに、今ではそれが当たり前。

月額課金からアイテム課金制、グラフィックもドット絵からアンリアルエンジンを使った精巧なグラフィック。

時代は激変した。

その激変の中でなるべく取り残されぬよう対応してきた。

しかしその中で、まさか10年も前と全く同じ体験をすることになるとは。

 

くらすけ:ボス、自分の知り合いのブレダンを血盟に入れたいのですがいいですか?

 

レダン四天王のNASUが引退した日にブレダンが入る。

そして始まる新たな出会い、やはり時代が変わっても変わらないものがある。

先日の要塞戦も然り、あの初めてやったMMOで心震える、魂が震える瞬間をもう一度味わいたい、そう考えて血盟を作ったのだ。

この先どうなるかわからぬ、しかし変わらぬのは「楽しむ」ことだ。

我は新たな楽しさとの出会いを求め、加入申請を開くのだった。

そして新しく出会った仲間は———————

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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普通のやつよりちょっとだけ値段の高いやつだった。

 

以上。

反王親衛隊・新鋭隊の掟については<こちら>を参照の事。

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